PSYCHO-PASS（サイコパス）最終回 予想1/3

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いよいよ今週、最終回を迎えるPSYCHO-PASS（サイコパス）

「サイコパスのアクセントは、メンチカツと同じ」というのも

説明不要になるほど、各方面で話題のアニメです。



最終回が気になって仕方なく、予想をいろいろと立ててみるのですが、

後で「俺はわかってた」みたいな感想になってもカッコ悪いし、

予想が外れていても、それはそれで「バカだね～」というネタになるので、

それを書き留めておこうかと。

つまりそういう遊びです。




当然ネタバレを含みますので、閲覧注意・自己責任でお願いします！





まず２１話までの状況整理。




ここまでの予想的中は、宜野座を守って征陸のとっつぁんの死亡。

彼は狡噛に銃を提供した時点で、死亡フラグが立ってしまったのですが、

死ぬとしたら、息子の宜野座を守って死ぬしかないわけです。

これは視聴者が期待する、実に王道な展開。

宜野座の戦線離脱も予想できていたので、左腕はオマケ演出かな？




逆に読めなかったのは、朱ちゃんに対してシビュラがコンタクトを取ること。

ましてや、システムの秘密をぶちまけて協力を仰ぐとは思わなかった。

しかしこれで、シビュラがどれほどに槙島（の脳）を重要視しているかということと、

朱ちゃんがシビュラと対等に渡り合えるほどの切れ者であることがよくわかった。



朱ちゃんは死ぬことはないだろうと思っていたので、シビュラとの密約は、

彼女の生存率を高めるどころか、スーパーマリオのスターに近いアイテム。



また、朱ちゃんがその秘密を知っても、シビュラそのものの存在を否定しないことは、

この物語にとって、非常に重要なことだと思う。



シビュラシステム下における社会の中では、常守朱の倫理観や思考パターンは

システムが求める優良な人間そのものであるし、それが色相が濁らない理由なのだろう。

だから朱ちゃんは公安に適正が出て、その選択肢を選んだ。

このこともシビュラからしてみれば、計算どおりだったのかもしれない。

狙ったカードを引かせる、マジシャンみたいなものなのだろう。



おそらく「そもそもサイコパスとは何か」という説明については、この物語では明かされない。



最終話でシビュラがベラベラと自分の理屈を展開するとは思うが、

それはシビュラが考える正義や幸福感であり、実際そこで生活している民衆にとっては、

それが単なるご都合主義であったとしても、何一つ疑わずに、そこに提示されたものを

それとして受け入れることしか出来ない。



それこそが、槙島があの世界で人々に突きつけた「正義とは何か？」という問題であり、

俯瞰であの世界を見ていられる、我々視聴者が考えればいいことであるし、テーマだろう。



これは、劇場版パトレイバー２でも描かれていたことであるので、

押井守の教え子たち（オシイズム信者）のＩ．Ｇのスタッフなら、

これをテーマにしていても何ら不思議ではない。



そしてそれが物語のテーマとして提示されるということは、物語の中でもシビュラは崩壊しない。

すでにあの社会はある意味崩壊しているし、その危うい均整は我々の社会と何ら変わりはない。

それでも確実に存在している、あの社会の民衆の幸福を悪戯に壊さないと思うのだ。



このことは、朱ちゃんがシビュラの真実を知りながらも、その存在を否定できなかったことで、

個人的には裏付けられたと思っている。

オシイズム信者は問題の提起こそが目的で、自ら作品世界の構造をぶっ壊すことはしない。

答えを押し付けるのは、エンターテイメントではないと教えられているからだ。



なので、シビュラ崩壊シナリオはないだろう。

ただ、何らかのシステムの変更、もしくは新たな可能性の提示はあると思っている。





では、具体的に最終話のシナリオを予想してみよう。

と思ったけど、長文になりすぎた。

続きは次の記事で。




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タグ：サイコパス PSYCHO-PASS 感想 予想