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※ネタバレ注意 最終話を未視聴の方はご注意ください
PSYCHO-PASS(サイコパス)第22話、最終回、やはり面白かった。
すごく腑に落ちる最後でした。
あの物語は、やはりあの終わらせ方で正解だと思える要素が、
わずか20数分の物語に凝縮されていた。
なかなか、ああいう風には幕を閉じられないものです。
いろいろと自分なりに、最終話の予想をしていたわけですが、
いい意味で外れてくれたという感じです。
自分が立てていた予想は、キャラクターへの感情移入が強すぎて、
彼らが不幸にならないような願望になってしまっていたようです。
そういった視聴者のキャラへの感情移入が生まれたということは、
作り手側からしたら、"狙い通り”というカンジなのでしょうねw。
まんまと乗せられてしまったわけです。
物語のテーマは、「正義とは何か?」ですから、
キャラクターたちが、それぞれの正義を貫く必要がある。
特に狡噛の正義は、それが社会のルールを逸脱していると判っていても、
それでもあえて貫かなければならない、矛盾に満ちた正義。
これ失くして、あの物語は成立しようがないわけですから、
何がどうあっても狡噛は、槙島を殺さねばならないわけです。
でないと問題提起そのものが不完全に終わってしまいますからね。
この主たる目的をきちっと描くことに徹したシナリオは、
非常にブレがなく、やはり王道のど真ん中を行くものです。
シンプルだけど、面白い。
でもディテールに凝るだけでは、単なる様式美になってしまうし、
きちんとした仕掛けを用意しておかないと、丸裸だけに飽きられてしまう。
それって、非常に難しい。
最終話は、ホント仕掛けが多かったですね。
朱ちゃんがドミネーターのロックを解除させ、パラライザーに固定させた理由。
朱ちゃんがたどり着いた、「法(正義)とは何か?」という境地と理想的な世界。
それを理解しつつも、今この時点で狡噛が執らなければならない行動。
そして何といっても、槙島の狡噛に対しての想い。
狡噛が”槙島を殺すのは自分しかいない"と思っていたように、
槙島も"自分を殺すのは狡噛しかいない"と思っていた。
彼にそう思われてしまった時点で、答えはああでしかないわけです。
槙島は狡噛の分析どおり、非常に孤独だった。
そして、唯一無二の自分の存在を肯定してくれる存在を求めていた。
それが狡噛慎也だった。
その想いは、ある種の愛情にも似た、偏った感情で、
狡噛もそれを理解しながらも、本質的に拒絶した。
そして槙島射殺後の朱ちゃんのナレーション。
そう、第一話の冒頭のナレーションと全く同じ。
狡噛と槙島は、やはり出会う以前からそういう運命だったのでしょう。
悲しい結末ではあるのだけど、それに辿り着くための仕掛けが
キッチリと描かれているというのは、非常に爽快でもありました。
若干、槙島があっけない感じもありましたが、
槙島の狡噛への想いみたいなのを
ラストシーンで、きちんと匂わせる描写があったので、
これで「ああ、なるほど」となってしまったわけです。
ここからの、私なりの読み取りは次回以降で。
⇒最終回 感想&考察へ
⇒最終回 問題シーン考察(深読み編)へ
⇒最終回 感想(その3)&考察(槙島編)
コミック版、絵が非常に丁寧。
アニメ版との描写の違いもこれはこれでOKです。
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PSYCHO-PASS(サイコパス)最終回 感想(その1) ※ネタバレ注意 [PSYCHO-PASS サイコパス]
PSYCHO-PASS(サイコパス)第22話、最終回、やはり面白かった。
すごく腑に落ちる最後でした。
あの物語は、やはりあの終わらせ方で正解だと思える要素が、
わずか20数分の物語に凝縮されていた。
なかなか、ああいう風には幕を閉じられないものです。
いろいろと自分なりに、最終話の予想をしていたわけですが、
いい意味で外れてくれたという感じです。
自分が立てていた予想は、キャラクターへの感情移入が強すぎて、
彼らが不幸にならないような願望になってしまっていたようです。
そういった視聴者のキャラへの感情移入が生まれたということは、
作り手側からしたら、"狙い通り”というカンジなのでしょうねw。
まんまと乗せられてしまったわけです。
物語のテーマは、「正義とは何か?」ですから、
キャラクターたちが、それぞれの正義を貫く必要がある。
特に狡噛の正義は、それが社会のルールを逸脱していると判っていても、
それでもあえて貫かなければならない、矛盾に満ちた正義。
これ失くして、あの物語は成立しようがないわけですから、
何がどうあっても狡噛は、槙島を殺さねばならないわけです。
でないと問題提起そのものが不完全に終わってしまいますからね。
この主たる目的をきちっと描くことに徹したシナリオは、
非常にブレがなく、やはり王道のど真ん中を行くものです。
シンプルだけど、面白い。
でもディテールに凝るだけでは、単なる様式美になってしまうし、
きちんとした仕掛けを用意しておかないと、丸裸だけに飽きられてしまう。
それって、非常に難しい。
最終話は、ホント仕掛けが多かったですね。
朱ちゃんがドミネーターのロックを解除させ、パラライザーに固定させた理由。
朱ちゃんがたどり着いた、「法(正義)とは何か?」という境地と理想的な世界。
それを理解しつつも、今この時点で狡噛が執らなければならない行動。
そして何といっても、槙島の狡噛に対しての想い。
狡噛が”槙島を殺すのは自分しかいない"と思っていたように、
槙島も"自分を殺すのは狡噛しかいない"と思っていた。
彼にそう思われてしまった時点で、答えはああでしかないわけです。
槙島は狡噛の分析どおり、非常に孤独だった。
そして、唯一無二の自分の存在を肯定してくれる存在を求めていた。
それが狡噛慎也だった。
その想いは、ある種の愛情にも似た、偏った感情で、
狡噛もそれを理解しながらも、本質的に拒絶した。
そして槙島射殺後の朱ちゃんのナレーション。
そう、第一話の冒頭のナレーションと全く同じ。
狡噛と槙島は、やはり出会う以前からそういう運命だったのでしょう。
悲しい結末ではあるのだけど、それに辿り着くための仕掛けが
キッチリと描かれているというのは、非常に爽快でもありました。
若干、槙島があっけない感じもありましたが、
槙島の狡噛への想いみたいなのを
ラストシーンで、きちんと匂わせる描写があったので、
これで「ああ、なるほど」となってしまったわけです。
ここからの、私なりの読み取りは次回以降で。
⇒最終回 感想&考察へ
⇒最終回 問題シーン考察(深読み編)へ
⇒最終回 感想(その3)&考察(槙島編)
監視官常守朱 1巻著:三好輝 原作:サイコパス製作委員会 キャラクター原案:天野明 ストー... |
コミック版、絵が非常に丁寧。
アニメ版との描写の違いもこれはこれでOKです。
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