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2013年には小説「ひぐらしアウトブレイク」を原作にした新作アニメ
「ひぐらしのなく頃に 拡」が放送(?)される予定の
「ひぐらしのなく頃に」シリーズ。
新作発表以前から、アニメシリーズ全話をツタヤディスカスにて
DVDレンタル視聴し始めていたのですが、やっと4期まで観終わりました。
TVシリーズの1期と2期が2クール分ずつありますので、
結構な大ボリュームになりますが、
このシリーズが評価を受けていた理由はよく分かりました。
非常に良くできた作品だと思います。
「ひぐらし」1期が放送された当時は子供が産まれたばかりで、
そこから2010年くらいまで、アニメはあまり観ていなかったのです。
ついでにゲームも殆どしてなかったですね。
とはいえ、タイトルと原作が同人ゲームであること、
お話が猟奇殺人モノであることくらいは知っていました。
それと、実写映画化されたということも。(2本あったとは知らなかったですが)
シリーズが続いていることで、「何が面白いんだろう?」と気になっていたのですが、
ツタヤディスカスが旧作DVD借り放題になったことで、その封印が解かれたわけです。
基本的な予備知識は上記くらいで、とりあえず第1期から順にレンタルで観始めました。
細かなストーリーは説明を避けますが、シナリオの組立が非常に面白いですね。
例えるならば、自分がプレーしていないサウンドノベルなどの
マルチエンディングアドベンチャーゲームのプレー動画を観ている感じ。
バッドエンディングを繰り返しながら、分岐点を増やし、
少しずつその世界のルールを解き明かしつつ、
トゥルーエンディングにたどり着いていく。
サウンドノベルの「弟切草」と「かまいたちの夜」やプレステの「やるドラシリーズ」など、
マルチエンドのアドベンチャーを好んでやってきた私は、この感覚に近いモノを感じました。
でもこの感覚、最近もアニメで感じたことあったぞ?
そう、「シュタインズ:ゲート」です。
あれも元々ゲームですからね。
シュタゲはループする事の必然性をタイムマシンを設定することで肯定し、
ゲームプレイヤーの行動自体をストーリーに組み込んでしまった、
ゲームを逆手に取ったシナリオ構造でした。
ただ、プレイヤー=岡部であることには変わりなく、
その選択のすべては、主人公・岡部の行動になります。
しかし、「ひぐらし」の場合は、話によって主人公が変わってしまうので、
当然視点や選択肢も全く変わってしまいます。
そのため、一つ一つのストーリーが、どのように組み合わさっているのかを
容易には判断できず、初見では、単に場所や登場人物が同じだけの、
何の関連性もないパラレルワールドのように感じてしまいます。
おまけに猟奇殺人がバンバン発生し、
徐々に明かされるキャラクターの過去やその相互関係よりも、
「今度は誰がどんな悲しい最期を遂げるか?」の方がインパクトがあり、
しかも各々の事件の残虐性も相まって、見事にそちらに気が逸れてしまいます。
1期はこのバッドエンディングの繰り返しに終始してしまいます。
最後に事件解決の糸口が垣間見られるものの、それだけではまだピースが足りず、
さすがに先が見通せるだけの推理もできない状態。
実に後味の悪い終わり方でした。
おかげで、その後を観る気がかなり萎えてしまったのですが、
このままではあまりにも救いがなさすぎて、
人気が出た理由がサッパリわかりません。
1期の段階では、「鷹野三四の死亡推定時刻が合わないこと」や
「梨花ちゃんの不思議な言動」、「雛見沢大災害とは何なのか」については、
手がかりが少なすぎるのです。
というのも、あの世界の住人が「お社様の祟り」で多くの不可思議な現象を片付けてしまうため、
バッドエンディングのそれぞれをオカルトで処理しようとすれば、できてしまう。
作者がそう思わせようと、それ以外の可能性を臭わせる情報をわざとスポイルしているのか、
それともやっぱりオカルトで片付けてしまおうとするのか、それもわからない。
「正解率1%未満の謎」とか言われても、
せめて「オカルトではありません」くらいは言ってくれないと、
推理のしようがないわけです。
続きは「解 感想・レビュー」で
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ひぐらしのなく頃に 第1期 感想・レビュー [感想・レビュー]
「ひぐらしのなく頃に 拡」が放送(?)される予定の
「ひぐらしのなく頃に」シリーズ。
新作発表以前から、アニメシリーズ全話をツタヤディスカスにて
DVDレンタル視聴し始めていたのですが、やっと4期まで観終わりました。
TVシリーズの1期と2期が2クール分ずつありますので、
結構な大ボリュームになりますが、
このシリーズが評価を受けていた理由はよく分かりました。
非常に良くできた作品だと思います。
「ひぐらし」1期が放送された当時は子供が産まれたばかりで、
そこから2010年くらいまで、アニメはあまり観ていなかったのです。
ついでにゲームも殆どしてなかったですね。
とはいえ、タイトルと原作が同人ゲームであること、
お話が猟奇殺人モノであることくらいは知っていました。
それと、実写映画化されたということも。(2本あったとは知らなかったですが)
シリーズが続いていることで、「何が面白いんだろう?」と気になっていたのですが、
ツタヤディスカスが旧作DVD借り放題になったことで、その封印が解かれたわけです。
基本的な予備知識は上記くらいで、とりあえず第1期から順にレンタルで観始めました。
細かなストーリーは説明を避けますが、シナリオの組立が非常に面白いですね。
例えるならば、自分がプレーしていないサウンドノベルなどの
マルチエンディングアドベンチャーゲームのプレー動画を観ている感じ。
バッドエンディングを繰り返しながら、分岐点を増やし、
少しずつその世界のルールを解き明かしつつ、
トゥルーエンディングにたどり着いていく。
サウンドノベルの「弟切草」と「かまいたちの夜」やプレステの「やるドラシリーズ」など、
マルチエンドのアドベンチャーを好んでやってきた私は、この感覚に近いモノを感じました。
でもこの感覚、最近もアニメで感じたことあったぞ?
そう、「シュタインズ:ゲート」です。
あれも元々ゲームですからね。
シュタゲはループする事の必然性をタイムマシンを設定することで肯定し、
ゲームプレイヤーの行動自体をストーリーに組み込んでしまった、
ゲームを逆手に取ったシナリオ構造でした。
ただ、プレイヤー=岡部であることには変わりなく、
その選択のすべては、主人公・岡部の行動になります。
しかし、「ひぐらし」の場合は、話によって主人公が変わってしまうので、
当然視点や選択肢も全く変わってしまいます。
そのため、一つ一つのストーリーが、どのように組み合わさっているのかを
容易には判断できず、初見では、単に場所や登場人物が同じだけの、
何の関連性もないパラレルワールドのように感じてしまいます。
おまけに猟奇殺人がバンバン発生し、
徐々に明かされるキャラクターの過去やその相互関係よりも、
「今度は誰がどんな悲しい最期を遂げるか?」の方がインパクトがあり、
しかも各々の事件の残虐性も相まって、見事にそちらに気が逸れてしまいます。
1期はこのバッドエンディングの繰り返しに終始してしまいます。
最後に事件解決の糸口が垣間見られるものの、それだけではまだピースが足りず、
さすがに先が見通せるだけの推理もできない状態。
実に後味の悪い終わり方でした。
おかげで、その後を観る気がかなり萎えてしまったのですが、
このままではあまりにも救いがなさすぎて、
人気が出た理由がサッパリわかりません。
1期の段階では、「鷹野三四の死亡推定時刻が合わないこと」や
「梨花ちゃんの不思議な言動」、「雛見沢大災害とは何なのか」については、
手がかりが少なすぎるのです。
というのも、あの世界の住人が「お社様の祟り」で多くの不可思議な現象を片付けてしまうため、
バッドエンディングのそれぞれをオカルトで処理しようとすれば、できてしまう。
作者がそう思わせようと、それ以外の可能性を臭わせる情報をわざとスポイルしているのか、
それともやっぱりオカルトで片付けてしまおうとするのか、それもわからない。
「正解率1%未満の謎」とか言われても、
せめて「オカルトではありません」くらいは言ってくれないと、
推理のしようがないわけです。
続きは「解 感想・レビュー」で
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