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ひぐらしのなく頃に 解  礼&煌  感想・レビュー [感想・レビュー]

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第1期の感想はこちら


気を取り直して「ひぐらしのく頃に 解」に突入です。

正直、ホントに解決編で助かりました。



この話の真の主人公が、「古手梨花」であり、彼女が何者なのかがわかってしまえば、

後は堰を切ったかのように、物語が真実に向かって加速していきます。



この加速感は大したもので、「求める世界」への選択は、途中更なる失敗を挟むものの、

それ自体がそれまでひどい扱いを受けてきた「北条沙都子」への救いになっているのは、

幼い子を持つ親の一人として、非常にありがたいお話でした。



また、事件の首謀者の種明かしについても、きちんとお話で解説され、

その本人を単なる悪にせず、その動機を行き過ぎて屈折してしまった、

感謝と愛情によるものとしたことは、この物語に厚みを増すことにもなっています。



「雛見沢」という小さな農村を舞台にしていたお話が、

こんなにもスケールの大きな話に膨れ上がるとは、

最初の頃には全く想像がつきませんでしたので、

この段階でかなり「虜」になってしまいました。



ただ、「古手梨花」がこのループを引き起こすメカニズムや、

彼女と共に時間を過ごす「羽入」の存在は、

事件が核心に迫れば迫るほど、オカルトさを増してきます。

いや、取り残されたオカルト要素といったほうがいいかな?



それがちょっぴりご都合主義のように感じたのですが、

「祭囃し編」の最後で、彼女がバッチリ決めてくれたのと、

キャラとして可愛いので、許してしまうことにしましたwww。






結局、前原圭一が雛見沢に越してきてからは、誰も死なないルートが

トゥルーエンドとなるわけですが、

それでも個々のキャラクターが抱えている問題は、

やはりそれぞれが抱え続けることになります。



これは一見救いがないような感じもするのですが、

一人ひとりがその問題を直視し、立ち向かい、

そして成長をしていくという過程が、

この事件の解決そのものに大きく寄与しているわけですから、

必ずしも不幸とは言い切れない。



彼らが得たものは、その悲しい過去を補って余るだけの素晴らしいもの。

アニメキャラ独特のエキセントリックな部分も確かに目立ちますが、

キャラクターとしては、非常に魅力的な人物に個々が成長しました。



これも、この作品の人気の秘密なのかなと。




その後のOVA展開された、3期・4期は、アンソロジー的なお遊びの部分も多く、

必ずしも「解」以降の続編とはなっていません。

そこまで遊んじゃっていいのかよ? ってお話もあるのですが、

それを内包できてしまう「雛見沢」の世界は、まさに奇跡の世界です。



3期「ひぐらしのく頃に礼」第2~3巻の「賽殺し編」、

4期「ひぐらしのく頃に煌」第4巻の「夢現し編〜楽〜」については、

設定をより深く掘り起こした、続編になっているようなので、

これらを合わせて観ると、より深く世界観を知ることが出来ますね。












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