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PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版 第8話の追加シーンとその感想です。
新編集版・第8話はオリジナル版でいうと、15話「硫黄降る街」と16話「裁きの門」を一本にまとめたものになっています。
おそらく最終2話に次いでの盛り上がり所である、ノナタワーでの狡噛と槙島の直接対決。
新編集版1話では、ノナタワー最上階で狡噛を待ち構える槙島の心情が追加シーンになっていましたね。
録画している人は、もう一度見直して見るといいと思いますよ。
今回の新シーンも、オリジナル版各話の冒頭部分に挿入。
毎度の事ながら文字起こしをしてみました。
新シーン:オリジナル版 第15話 アバン前に挿入
槙島とグソンの会話 文字起こし(「」は省略)
(槙島) 犯罪者予備軍はヘルメットの存在を知った瞬間犯罪者になる。
(グソン)なるほど。
(槙島) 味を知らないなら誰も蜂蜜を盗もうとはしない。
シビュラシステムの従順な羊もきっかけさえあれば狂犬に変わる。
僕はずっとそう考えてきたし実際うまくいきそうだ。
(槙島) 犯罪者の存在さえ許さない社会はやはり不健全だよ。
完璧に殺菌された環境で育った人間がある意味どんな病人よりも弱い存在であるのと同じように…。
「まるである日突然虐殺が内戦というソフトウエアの基本仕様と化したかのようだった」
(グソン)知ってますよその本。
プロジェクト・イトー__。
___________________________________________________________
2009年に34歳の若さで亡くなったSF作家・伊藤計劃さんの「虐殺器官」「ハーモニー」が2015年に劇場アニメ化__。
CMも入っているのでご存知かと思いますし、これは個人的にも楽しみ。
「ノイタミナ」が「Project Itoh」として劇場アニメ化を進めているということもあって、こういう形でサイコパスとのコラボということなんでしょうが、ステマ臭が強すぎて、何だかメタ構造チックになっちゃってるのがなぁ。
大人の事情というのもわかるのですが……。
この後、ファンの間でも名シーンと名高い、「マドレーヌ」があるだけに、グソンが知っている本を槙島が引用しちゃうのはちょっと違うと思う。
槙島とグソンというのは、生きてきた環境も触れてきた文化も何もかも違っていて、それなのに互いが信頼しあっているというのがいいのであって、あぁ、それ知ってるというのは、この二人には相応しくない気がするなぁ。
それなら、槙島が説明した内容・引用に対して、グソンが「まるで『虐殺器官』みたいですね」とつぶやくんだけど、槙島は伊藤計劃は詳しくないみたいな感じのほうが、槙島とグソンの関係においてはいいように思いましたね。
正直、今までの追加シーンの中では最も評価が低いなぁ。
伊藤計劃さんは好きですよ、私。
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「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」第8話の冒頭、槙島聖護とチェ・グソンの
シーンで引用された伊藤計劃著『虐殺器官』の音声プレゼントはこちら。
http://www.project-itoh.com/special/
※配布期間:2014年8月21日~9月25日
新シーン:オリジナル版 第164話 アバン前に挿入
縢の語り台詞 文字起こし(「」は省略)
俺が潜在犯指定を受けたのは5歳のとき__、
もう忘れたい記憶だけど今でも両親の悲痛な表情がまぶたの裏に焼き付いてる。
それから施設に隔離されてセラピーやらカウンセリングやらストレスケア薬剤治療を繰り返す日々。
自分が実験動物にでもなった気分だった。
ある執行官が殺害されコウちゃんが監視官から降格された後隔離施設にいた俺が執行官に選抜された。
俺にシビュラシステムによる適性判定が出たからだ。
俺には健康な市民を守るという仕事がどうにもピンとこなかった。
あいつらはろくでなしだ__、自分たちの世界がどんな人間によって支えられているのかまったく知らない連中だ__。
健康な市民の世界には相変わらずむしずが走るが執行官の仕事は楽しんでいる。
市民の盾ではなく猟犬として__。
不自由は多くても隔離施設と比べたら天国と地獄ほどの差がある。
市民のためじゃない。俺は……、
(狡噛)縢。
(縢)あっ…。
(狡噛)ビビってんのか?
(縢)まさか!
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この語りの部分は、小説版のPSYCHO−PASS(上)の巻末に収録されている『ボーナストラック・たまには色相の濁らない一日』からの抜粋だ。
この番外編は公安メンバーの何気ない一日を描いたもので、縢の生い立ちと公安に入って狡噛と打ち解けるまでの回想もされている。
縢は残念ながら途中退場してしまうキャラではあるが、本編での朱ちゃんとのやり取りや、この番外編があったおかげで、公安メンバーの中では一番パーソナリティーが描かれたキャラだった気がする。
特に朱音との対比は、シビュラによって幸福に近づいた人間と未来を奪われた人間という対極を表し、それでも朱と縢が分かり合い、信頼しあったことで、この作品世界のエクスキューズへの答えを導き出すにあたり、視聴者の拠り所になったキャラだったと思う。
でも、だからといって縢はこの世界を心底嫌っていないんだよね。
それがグソンとのやり取りや、最後の言葉に表れていると思う。
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PSYCHO-PASS -サイコパス- 新編集版 感想 第8話 新シーン・新カット [PSYCHO-PASS サイコパス]
新編集版・第8話はオリジナル版でいうと、15話「硫黄降る街」と16話「裁きの門」を一本にまとめたものになっています。
おそらく最終2話に次いでの盛り上がり所である、ノナタワーでの狡噛と槙島の直接対決。
新編集版1話では、ノナタワー最上階で狡噛を待ち構える槙島の心情が追加シーンになっていましたね。
録画している人は、もう一度見直して見るといいと思いますよ。
今回の新シーンも、オリジナル版各話の冒頭部分に挿入。
毎度の事ながら文字起こしをしてみました。
新シーン:オリジナル版 第15話 アバン前に挿入
槙島とグソンの会話 文字起こし(「」は省略)
(槙島) 犯罪者予備軍はヘルメットの存在を知った瞬間犯罪者になる。
(グソン)なるほど。
(槙島) 味を知らないなら誰も蜂蜜を盗もうとはしない。
シビュラシステムの従順な羊もきっかけさえあれば狂犬に変わる。
僕はずっとそう考えてきたし実際うまくいきそうだ。
(槙島) 犯罪者の存在さえ許さない社会はやはり不健全だよ。
完璧に殺菌された環境で育った人間がある意味どんな病人よりも弱い存在であるのと同じように…。
「まるである日突然虐殺が内戦というソフトウエアの基本仕様と化したかのようだった」
(グソン)知ってますよその本。
プロジェクト・イトー__。
___________________________________________________________
2009年に34歳の若さで亡くなったSF作家・伊藤計劃さんの「虐殺器官」「ハーモニー」が2015年に劇場アニメ化__。
CMも入っているのでご存知かと思いますし、これは個人的にも楽しみ。
「ノイタミナ」が「Project Itoh」として劇場アニメ化を進めているということもあって、こういう形でサイコパスとのコラボということなんでしょうが、ステマ臭が強すぎて、何だかメタ構造チックになっちゃってるのがなぁ。
大人の事情というのもわかるのですが……。
この後、ファンの間でも名シーンと名高い、「マドレーヌ」があるだけに、グソンが知っている本を槙島が引用しちゃうのはちょっと違うと思う。
槙島とグソンというのは、生きてきた環境も触れてきた文化も何もかも違っていて、それなのに互いが信頼しあっているというのがいいのであって、あぁ、それ知ってるというのは、この二人には相応しくない気がするなぁ。
それなら、槙島が説明した内容・引用に対して、グソンが「まるで『虐殺器官』みたいですね」とつぶやくんだけど、槙島は伊藤計劃は詳しくないみたいな感じのほうが、槙島とグソンの関係においてはいいように思いましたね。
正直、今までの追加シーンの中では最も評価が低いなぁ。
伊藤計劃さんは好きですよ、私。
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「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」第8話の冒頭、槙島聖護とチェ・グソンの
シーンで引用された伊藤計劃著『虐殺器官』の音声プレゼントはこちら。
http://www.project-itoh.com/special/
※配布期間:2014年8月21日~9月25日
新シーン:オリジナル版 第164話 アバン前に挿入
縢の語り台詞 文字起こし(「」は省略)
俺が潜在犯指定を受けたのは5歳のとき__、
もう忘れたい記憶だけど今でも両親の悲痛な表情がまぶたの裏に焼き付いてる。
それから施設に隔離されてセラピーやらカウンセリングやらストレスケア薬剤治療を繰り返す日々。
自分が実験動物にでもなった気分だった。
ある執行官が殺害されコウちゃんが監視官から降格された後隔離施設にいた俺が執行官に選抜された。
俺にシビュラシステムによる適性判定が出たからだ。
俺には健康な市民を守るという仕事がどうにもピンとこなかった。
あいつらはろくでなしだ__、自分たちの世界がどんな人間によって支えられているのかまったく知らない連中だ__。
健康な市民の世界には相変わらずむしずが走るが執行官の仕事は楽しんでいる。
市民の盾ではなく猟犬として__。
不自由は多くても隔離施設と比べたら天国と地獄ほどの差がある。
市民のためじゃない。俺は……、
(狡噛)縢。
(縢)あっ…。
(狡噛)ビビってんのか?
(縢)まさか!
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この語りの部分は、小説版のPSYCHO−PASS(上)の巻末に収録されている『ボーナストラック・たまには色相の濁らない一日』からの抜粋だ。
この番外編は公安メンバーの何気ない一日を描いたもので、縢の生い立ちと公安に入って狡噛と打ち解けるまでの回想もされている。
縢は残念ながら途中退場してしまうキャラではあるが、本編での朱ちゃんとのやり取りや、この番外編があったおかげで、公安メンバーの中では一番パーソナリティーが描かれたキャラだった気がする。
特に朱音との対比は、シビュラによって幸福に近づいた人間と未来を奪われた人間という対極を表し、それでも朱と縢が分かり合い、信頼しあったことで、この作品世界のエクスキューズへの答えを導き出すにあたり、視聴者の拠り所になったキャラだったと思う。
でも、だからといって縢はこの世界を心底嫌っていないんだよね。
それがグソンとのやり取りや、最後の言葉に表れていると思う。
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