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PSYCHO-PASS -サイコパス- 小説 文庫版 感想 [PSYCHO-PASS サイコパス]

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Amazonで予約していた、小説版「PSYCHO-PASS -サイコパス- 」の文庫版が手元に届いた。

小説版はマックガーデン版を発売当時に全て揃えているので、買おうかどうかを悩んでいたのだが、文庫版の値段はたかが知れているので、ファンアイテムとして、とりあえず入手しておこうという程度の期待感だった。

しかし、この文庫版はこの期待をいい意味で裏切る結果だった。


これは買ったほうがいい!


新編集版では、オリジナル版各話に冒頭に新シーンが追加されているが、それと同様の加筆が小説の文庫版にも加えられているのだ。



新編集版の追加シーンはそもそもが物語の密度を高めるためのものなので、大きくストーリーに変化をもたらすことはないのだが、各キャラクターの心情をより深く理解するためには、むしろ不可欠とも言っていい名シーンとなりうる追加が多い。

また、追加シーンは語りセリフが多く、ちょっと気を抜くと聞き漏らしてしまいそうなセリフも多いのだが、この語りの形式が小説版だと非常に自然に挿入されているように感じた。

これは深見真氏のテクニックが秀でているというのもあるかもしれないが、パラッと確認したかぎりでは、アニメの新編集版よりも出来がいいと思える加筆が何箇所か見受けられた。

特に良かったのは(下)の第十二章「Youthful days」への加筆。

この章は元々アニメ版にはないお話で、新編集版7話冒頭の宜野座の語り台詞の元ネタ。
ここにさらに加筆する形で新編集版6話のラストの槙島のシーンが追加されている。

(下)は初っ端がボーナストラックのうえ、続く第十二章が宜野座の過去回想だったので、早く本編の続きを読み進めたかった当時の自分には、少しまどろっこしい印象があった。

しかし、新編集版の追加シーンを合わせた今回の加筆・修正によって、この章の重要性は格段に上がったと言えるだろう。


旧・小説版をお持ちの方は、新編集版の追加シーンを確認したうえで、この文庫版を読むと、その印象の違いに驚くはず。


オススメです。


PSYCHO-PASS サイコパス (上) (角川文庫)


PSYCHO-PASS サイコパス (下) (角川文庫)









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