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残響のテロル 10話 感想【合わせる顔がナイン】 [感想・レビュー]

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残響のテロルの第10話「HELTER SKELTER」の感想です。


意外な形でのハイブの退場。

teror_10.jpg

正直、リアルタイムではポカーンだったな~、結局彼女は何がしたかったんだと?




ハイブはFBIをはじめとしたアメリカの機関が持っている日本の憲法解釈変更と核保有についての情報、つまり10話で柴崎が間宮から聞いた盗まれたプルトニウムがなんだったのかという真相は知っているはずだよね。

アメリカは日本が核保有国になることを認めないという立場で動いているわけで、これを奪取、つまり日本の隠している爪を切り取るために動いているわけだ。

そして切り取った爪を突きつけて、「何これ? どういうつもりなん?」ていう脅しをかける作戦なんでしょうな。



核兵器はそれを実際使うわけでなく、持っていること(力を誇示すること)に意味があるわけだが、そもそも建前上あるはずのないモノを奪うわけだから、かなり慎重に行動しているはずだよね。

だからこそISAからの出向とはいえ、過激な力押しで行動するハイブには頭を抱えていたはずだよね、FBIのクラレンス君としてはさ。




で、ここで考えたいのはハイブが何故そこまで力押しで攻めてきたのかという理由だよね。


まずは、ナインに対しての想い。これは自分が置いてきぼりを食らったという憎悪や疎外感もあるのだろうが、ナインと会いたい、もう一度遊びたいという追憶と願望もあっただろうし、それは恋心だったかもしれない。

そして自分自身の余命が幾ばくもないという事実を知っていて、個人的な欲求を実現させることに焦っていたということもあるだろうが、それだけであそこまで強引な行動はしないと思うんだよね。


先に書いたように、ハイブはナインたちが盗んだプルトニウムがなんであるかは知っているはずだし、自分の出身でもあるアテネ計画そのものの内容も意味も理解しているはず。

つまりそれがどちらも敗戦国日本が「力」を取り戻す手段であり、自分と核爆弾は何ら変わらない存在であるということを自覚しているということだ。

そして、プルトニウムを強奪した犯人がナインたちであることは確信していた。




つまり、ナインの目的も理解していたということではないのか?

だとすると、リアルタイムの事情通であるはずのハイブは、ナインの行動がアメリカ側や日本政府側の思惑に邪魔されないように、あえてナインをけしかけていたんじゃないかとも考えられる???

そうならば、ハイブの悲恋として、彼女の退場を見送ることができるかなと思うのだが、正直まだよくわからん!!





ナインたちのテロ行為の真意は最終回のお楽しみなのだろうが、他者を傷つける目的で行われているわけではないのは間違いない。

何かに気づかせたい、そんな思いのメッセージだというのはわかる、テロである以上は許されないけどね。


ナインが選んだ気球に乗せて核爆弾を爆発させるというのは、おそらく高高度核爆発による電磁パルス(EMP)による攻撃をするということなので、直接的に爆弾で首都圏をぶっ飛ばそうというのとはちょっと違う。

高高度核爆発ならば、放射能による生物への影響は殆どないらしいから。

しかし、電子機器の障害は医療機関にも及ぶであろうから、当然死者は出るだろうし、そうでなくとも都市機能は一時的に完全に停止すると思っていいだろう。

後の占領を目的として近代都市をぶち壊わす方法としては、もっとも効果的な方法であるし、不謹慎ではあるけども、、どうやったら東京を壊滅できるかという押井守監督のような妄想の一回答としては興味深いですね。



まぁ、物語上カタルシスがなくなってしまうので、これで高高度核爆発しちゃうとも思えないんですけど、こういう処分の仕方も核保有の代償としてはありなのかなぁ? フィクションならば。



(EMPによる都市機能の麻痺は、サイコパスでも出てきましたよね。あの場合は、電磁パルス(EMP)グレネードなのでかなり局所的なものでしたし、使ったのはヘルメット・テロを沈静化するために公安側が使っていましたけど。)


しかし、どう〆るのかサッパリ分らん???







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