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PSYCHO-PASS サイコパス2 7話 感想・考察【やっとイロイロわかってきた!】 [PSYCHO-PASS サイコパス]

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PSYCHO-PASS サイコパス2 第7話「見つからない子供たち」の感想です。



鹿矛囲の経歴がわかり、いよいよ面白くなってきました。

15年前の飛行機事後はポイントとなってくるだろうとは予測していましたが、まさかその被害者であった子供達の成長復元ホロがあのように多く存在し、鹿矛囲の別の顔もしくは協力者として暗躍していたとは意外な展開。

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そしてその飛行機事故の唯一の生存者である鹿矛囲自身が、どうして色相を失ってしまったのかも何となく予想が付きはじめました。





鹿矛囲の過去に何があったか? そして彼の動機なんなのか? これは次回の枡㟢葉平の聴取で明らかになるでしょうが、ここからは次週までのお楽しみとして推測してみました。





おそらく鹿矛囲には、事故で救出され治療も虚しくなくなってしまった事故被害者の何人かの臓器が提供されたのでしょう。その結果として生きながらえたものの、色相を失ってしまったといったところでしょうか?


雑賀先生の解説のように、臓器移植がその個人固有の色相を失わせる効果があるとするのならば、サイマティックスキャンを運用する都合上、あの世界では臓器移植に対して規制があると思われます。

臓器移植の規制があるとするならば、泉宮寺豊久のように脳と神経以外の全身をサイボーグ化する技術の必要性が生まれてくるというもので、ホント、冲方さんの設定の読解力には感心させられます。


鹿矛囲の臓器移植はその手術時の暫定的な処置だったのかもしれませんが、結果として彼がシビュラの管理できない人間になってしまったことで、鹿矛囲自身の処遇をシビュラが「不要人物」と判断したとするならば、その執刀医である枡㟢葉平をはじめとする鹿矛囲の治療に携わった人間および臓器移植に同意した事故被害者の関係者のシビュラに対する憤りがあったことも予想されます。

その憤りそのものも、シビュラへの疑念となってしまうため、シビュラはその関係者も潜在犯認定、もしくは執行
対象にしたのかもしれません。


シビュラの脅威から逃れるためにはメンタルケアで色相をクリアに保つ必要性もあり、それが鹿矛囲のチート的なメンタルケア能力を生み出すことにも繋がります。

色相がクリアでありさえすれば、シビュラの目を掻い潜ることができるわけですから、そういったチーターを社会
から排除しようとするシビュラの行動も当然でしょう。

また、このメンタルケアに必要な薬物が後述の東金との繋がりを持っている可能性があるというのも興味深いところです。



鹿矛囲の命が多くの臓器提供者と医師の献身的な治療によって与えられたものだと仮定するならば、その尽力を無に帰そうとするシビュラは悪でしかなく、それが彼の計画実行の動機となっていた場合には、非常に人間臭く、理解できそうな感情です。

シビュラという無感情な機械的システムへの対抗意識を物語を展開する上で設定しようとした際、哲学的に人間とは何かを問うことはすでに槙島がしているので、「2」では人間臭い「情」に訴える動機の方向性で攻めてくる可能性は十分にありました。

槙島が理解し難い悪役という側面があったので、鹿矛囲はよりわかり易く、2時間ドラマ的な根っからの悪人ではない犯人である必要性もあるのではないか?  というね。

彼が個人的な恨みではなく、多くの人の想いを背負った命を宿しているとするならば、鹿矛囲というキャラクター
の厚みを増し、その行動の正当性を担保する効果もあるでしょう。

そのあたりが次週の枡㟢葉平の聴取で語られると思うと、期待感がハンパないですね。



そしてそれが公安に知られることになってしまうことも、すでに鹿矛囲は織り込み済み。
ということは、彼の計画はすでに止めることが出来ないくらいの進捗状況であるということです。

計画の詳細は不明ですが、それが一般市民をどの程度巻き込んでしまうのか? それとも人的被害を最小限にシビュラ社会そのものを崩壊寸前まで追い込むのか? 見所は多いでしょうね。






ストーリーのメインとなる鹿矛囲事件葉もちろんですが、東金の動きと彼の経歴も非常に気になることです。

その東金の話題に移りたいのですが、その前に狡噛の登場(但し妄想)ですよ!

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Aパート冒頭の朱ちゃんの脳内会議は演出的に非常に面白い。
ようやく妄想とはいえ狡噛が登場したことに歓喜したファンも多いのではないでしょうか?

やはり煙草の煙や匂いが狡噛をイメージさせる小道具として使われているわけですが、その脳内会議での朱ちゃんと狡噛の距離感というか背中合わせの立ち位置が師弟関係のようでいいですよね。決して恋愛関係ではないよという。

そして狡噛の台詞に被る東金の台詞。
何だか一気に現実に引き戻されてしまったわけですが、相変わらず狡噛とダブらせてきますね。



さてその本題の東金の経歴。

元セラピストというだけでは説明できないくらいに、新人執行官であるはずの東金が妙に手練の刑事のごとき言動が多いことに疑問を抱いていたのですが、なるほど彼は返り咲きの執行官だったわけだ。

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彼の経歴を見ると誕生年は2073年。物語の舞台は2114年なので、一見すると若いように見えた東金だが、その年齢は41歳となる。(ならばCV:藤原“ヒロシ”啓治も納得)

しかも彼はその手で闇落ちした監視官を5人も執行しており、それが理由なのか経歴が局長権限で閲覧できなくなっている。


以前、禾生局長からの口からも「シビュラ史上最高値の犯罪係数をマークした人物」とう説明があったが、その犯罪係数は769。

500以上とは予測していたが、まさかここまで高いとは。
(1期の時点の最高値は王陵璃華子の犯罪係数472)



そこまで犯罪係数が高い彼が、何故執行されなかったのかという疑問についてもこの経歴からでとりあえず納得。

10歳の東金がこの数値を叩き出したのが2083年とあるが、公式のクロニクル(年表)によると、犯罪係数による潜在犯認定が施行されるのは2091年。つまりドミネーターによる執行が行われるようになるずっと前なのだ。

制度がないのだから当然執行されているわけもなく、潜在犯認定が施行された時には、更正施設でのメンタルケアの甲斐があったのか、300以下に落ち着いていたのだろう。

そして彼が執行官として最初に配属されたのは2096年。
(この年はくしくも 縢が5歳で潜在犯認定を受けてしまった年)

2099年に5人目の監視官を執行後、執行官を免職している。



話は前後するが、すでに征陸のとっつぁんは2093年に執行官として配属されているが、狡噛、宜野座(加えて青柳)が監視官として配属されるのは2104年なので、経歴が閲覧不可になっている東金が元執行官であるということを知る人物は今の公安にはいないということだ。

こうなると、征陸のとっつぁんと東金の当時の絡みも気になるところだが、それはスピンオフに期待かな。

もしくは、東金が直接的に朱ちゃんにちょっかいを出すようなことがあれば、きっと宜野座が朱ちゃんを守るだろ
うし、その時に東金が「そういうところは征陸さんにそっくりですよね、本当。」とか言ってくれると胸熱なんだけど。

まぁ、これは余談ね。




さてここからは東金に対しての考察。
毎度のことではあるが、私の勝手な妄想だということはご理解いただきたい。


一度免職させられた東金が、再び執行官に復帰したというのは、彼の現在の仕事ぶりから推察するに執行官として有能ということもあるだろうが、彼の担当執行官が次々に闇落ちしてしまったという事実から、色相をクリアに保ち続ける朱ちゃんに対しての実験、つまり当て馬というのがシビュラの目的だろう。


第5話の禾生局長のシビュラメンバーとの対話で「しかしどんなに責められても私には責任の取りようがない。過去を覆すことなんてできないのだから。生まれてしまったものはせいぜい活用しましょう。われわれの進化のために。それに気にならない?彼女があれにどんな影響を受けるのか。」という台詞がありましが、この時の禾生局長の中身が東金の母親なんじゃないかとも予測しています。

これは第6話で美佳が侵入した東金の自室のデスク上に、意味ありげに母親と思しき人物と幼少期の東金(おそらく10歳前後当時)の写真があったことから、この母親の存在も伏線と考えられることと、そう考えると第5話でのこの禾生局長の台詞の意味合いも合点がいくと思うのです。


また、免罪体質者の息子が過去最高値をはじき出した潜在犯であり、その色相の濁りがシビュラが最も健全と判断したはずの監視官の色相に悪影響を及ぼすという図式があったとすると、シビュラからすれば朱ちゃんと同様に東金も観察対象になっていても何ら不思議ではない。

限りなく白に近い色相を持つ者と、限りなく黒に近い色相を持つ者をぶつけるという構図は、OPの白と黒の朱ちゃんが向かい合っているビジュアルとのつながりも連想させてくれます。
(設定上では純白と漆黒の色相は存在しないとされていますがね。)


当然、東金の「担当監察官の色相を濁らせる」という不名誉な能力は本人も自覚しているだろうし、むしろシビュ
ラの神託の元に堕天使となってしまった監察官を公開処刑できることを楽しんでいる節もあるのかもしれない。

そう考えれば東金が朱ちゃんをマークし、その犯罪係数を克明に記録しているのも、彼女を公開処刑できるチャンスを心待ちにしているという歪んだ快楽の追求の一環なのかもしれないという推測ができる。

まぁ、変態であることには違いないのですがね。



さらに現段階で東金が潜在犯認定で済んでいるということから、その犯罪係数は300以下にキープできているとも予測できる。

これを可能にしているのが更正施設の成果なのか、彼のセラピストしてのセルフコントロールなのか、はたまた東金財団から提供されるメンタルケアサプリの効果なのかは謎ではあるが、少なくとも彼が執行官としての職務についていられる程度のメンタルケアを施している可能性は十分にあるでしょう。


このメンタルケアサプリという点において、美佳が注目しているように、鹿矛囲と東金の接点があるのかもしれな
いのだが、直接的な接点とは考え難い。もし関係性があったとしても、東金のメンタルケアの方が時代的にはずっと前のことになるしね。

ただ、前述のようにシビュラの構成メンバーに東金の母親が組み込まれているのだとすれば、免罪体質者の子が史上最高値の潜在犯という点に着目し、観察対象である東金を正規の手続きの都合上で生かしておくためにメンタルケアを積極的に施しているという事はあり得ない話ではない。

東金を執行官として配属する上で、彼の犯罪係数が300を越えていれば他の公安刑事に執行されてしまう危険性があるからだ。


しかし、この行為はシビュラ自身が自ら定めたルールに縛られ、それを歪めて解釈しているということになり、7
話で朱ちゃんが局長に詰め寄った際に発した「シビュラの自己の否定」に繋がる愚行だ。

これは鹿矛囲が行っている色相浄化のチートとやっている事は同じなのだが、他人にされるとムカつくが、自分がやるにはOKという感情論となり、結局はシビュラの正当性は揺らぐだろう。

そういった意味でもシビュラは鹿矛囲を生かしておけないのかもしれないし、鹿矛囲もシビュラが東金に対して行っている不正にもメンタルケアサプリのルートから気づき、それと同じ事をしてシビュラを追い込もうとしているのかもしれない。

あくまで妄想ですけどね、相変わらず。




7話の台詞には解説的な台詞も多かったので、そういった部分は文字起こしして上げる予定です。



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