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PSYCHO-PASS サイコパス2 第9話「全能者のパラドクス」文字起こし [Twitterつぶやき]

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PSYCHO-PASS サイコパス2 第9話「全能者のパラドクス」の台詞の文字起こしです。

全能者のパラドックスの部分はわかり難いので、文字お越しした方が理解できますね。
7話以降のワード数が異常に多いので、このあたりは小説版が発売されたら、そちらでも読むのが楽しみです。



●アバン

【公安局・局長室】
(禾生)以上がこの社会の秩序たるシビュラシステムの真実よ。
(拍手)
(美佳)素晴らしい…素晴らしいです!
    まさに英知の結晶!
    免罪体質者による裁きだなんて…。
    そんな素晴らしいシステムでこの社会は守られていたんですね!
(禾生)社会が是とするものを無条件で受け入れるその姿勢。
(禾生)確かに理想的な市民のモデルケースではあるわね。
(東金)ええ。
    極めてクリアな存在です。
(禾生)あなたとは違ってね。

【東金朔夜の少年時代・回想シーン】
(犬の悲鳴)
(美沙子)《あの子が人工的につくられた免罪体質者》
     《その唯一の成功例よ》
(朔夜)《ん?》
(朔夜)《あっ…母さん!》
(美沙子)《本当にあなたはいい子だわ》
(殴る音)
(美沙子)《素晴らしいわ!》
(拍手)

【公安局・局長室】
(拍手)
(美佳)私感動しました!これは法の理想の形です。
(東金)母さんを清らかに保つ者ならもう染める理由はありません。
    彼女には別の使い道がある。
(禾生)へえ…どんな?常守朱を黒く染めるために。
(美佳)えっ?


●Aパート
【公安局・雑賀自室】
(朱) 先生。
    人を裁く完全な存在がいたとしてその存在を裁くことは可能ですか?
(雑賀)完全な存在。
    神様だとでも言うつもりか?
    全能者のパラドクスってやつだな。
(朱) あっ…。
    全能者は自分でも持ち上げることができない重い石を想像できるか?
(朱) パラドクス。
(雑賀)そう。
    もし持ち上げることができない石をつくりだせたなら
    石ができた時点で全能者ではなくなってしまう。
(朱) そして石がつくりだせないならその時点で全能者ではない。
(雑賀)まあどちらにしても矛盾が生じてしまう。
    さっきの問いも同じだ。
    裁きを下すその存在が完全なら自分をも裁かねばならない。
(朱) パラドクスの解決方法は?
(雑賀)前提か過程か結論のどこかに誤りがある。
    もしくはそれらのうちどれかが実は正解だと証明することだ。
(朱) 誤りか…正解か…。
(雑賀)フッ…なぜこんな話題になったんだろうな。
    俺たちはシビュラの話をしていたはずなんだが。


【常守朱の自宅】
(朱)フゥ…。

   「WhatColor?」何色か?
   知りたいのはシビュラの色。
   そしてあなた自身の色。
 
   もしもそれら2つが同じものだとしたら…。


【公安局・自販機付近】
(雑賀)この世界の神様か…。

    そんな危なっかしい話はするなと言うべきだろうに、あいつの答えに期待してしまっている。
    フッ…俺もたいがいだな。

    依存か…。
    鹿矛囲のシンパどももこれと同じ気分だったってわけか。


【公安局・留置室】
(足音)
(枡嵜)あなたは…。
(禾生)久しぶりね枡嵜先生。
    会うのは桐斗君の手術以来かしら。
(枡嵜)あっ…!やはり生きておられたのですね。
    東金院長。
(禾生)フフフフ…。


【常守朱の自宅】
(朱)全能者のパラドクスの解消手段。
   その一つは全能者は同じ瞬間に全能である必要はないということ。


   自分でも持ち上げられない重い石をつくりだした後軽くする。
   これなら全能性を保てる。

   今のシビュラシステムが採用しているのもちょうどこの解消手段。
   シビュラは自分に裁けない免罪体質者を自らに組み込むことで完全性を保っている。

   でも鹿矛囲は他人をクリアにすることで事実上あらゆる人間を免罪体質者に等しくした。
   結果パラドクスの解決を封じてしまった。
   
   その上で鹿矛囲はさらに疑問を投げ掛けている。
   シビュラはシビュラを裁けるのかと。

   裁けないならシビュラはシビュラ自身の例外となる。

   解決は自分を自分に組み込むこと。
   もちろんそんなことは不可能であり彼らの完全性は失われる。

   では彼らが自分を裁けるなら…。
   裁けない者はないという点で完全性は保たれる。

   だけどもしそうならシビュラを構成する者たちをもう免罪体質とは言えず
   裁くべき者を裁かなかったことになってしまう。

   このパラドクスの解決は一つだけ…。

(朱の端末のコールサイン)

【公安局・留置室 枡嵜医師殺害現場】
(朱)  あぁぁ…。
(美佳) 犯行に使われたのはドミネーターです。
(雑賀) また話し相手を失っちまった。
(東金) ドミネーターが使用された以上鹿矛囲の犯行とみるべきでしょう。

【公安局・分析室】
(志恩) 公安局内の監視カメラのログデータ。
     昨晩の22時以降から別日の映像に上書きされてるわね。
(宜野座)公安のシステムに侵入されたということか?
(志恩) ええ。
     一応痕跡らしいものも残ってる。
     …けどこれが不思議なのよね。

【公安局・テラス】
(東金)枡嵜は知り過ぎた。
    母さんの秘密に触れる者は排除すべきだ。
(美佳)やっぱりあなたが…。
(東金)どうした?俺が怖いのか?
(美佳)んっ!
(東金)その感情は誤りだ。
    なぜなら俺は母さんの…。
    シビュラの申し子なのだから。
    俺の意思は社会の意思。
    俺の目は社会の目。
    順法精神を誓う以上お前は俺を否定することはできない。
    たとえどんなに潜在犯を嫌悪していようともな。
(美佳)要件は何?
(東金)お前に調べてほしいことがある。
    常守朱の祖母の居場所だ。
(美佳)えっ…。
(東金)彼女には鹿矛囲を殺す役目を担ってもらう。


【公安局刑事課1係】
(六合塚)一つ気になる動きが。
     ここ最近国交省の役人が頻繁に会合を開いています。
     名前は桒島浩一23歳。
     省内一の若手でホープと見なされている人物のようです。
     調べたところ島は例の飛行機事故に遭った小学校に在籍し
     修学旅行の1週間前に転校していたことが判明しました。
(東金) 事故を寸前で免れた人物か。
(宜野座)つながったな鹿矛囲と。
(六合塚)ええ。
     桒島は鹿矛囲の隠れ家だった港の管理会社の株主でもあります。
(朱)  そして国交省の役人。
     彼が協力者だと仮定すれば鹿矛囲が各界の重要人物と接触できたことにも説明がつく。
     その点も本人に聞いてみましょう。
     彼の現在位置を。
     直ちに桒島浩一を確保します。


●Bパート

【桒島の会合会場・千代田区セントラルホール】
(桒島)  新しい社会の幕開けに。
      乾杯。
(鹿矛囲) 手間を掛けさせたね。
(桒島)  いいんだ。
      茶番のセレモニーマスターが俺にはお似合いさ。
(役人)  これでようやくシビュラシステムを排除できる。
(役人)  そうだ。やっとわれわれの時代が来る。
(桒島)  君がいるから皆安心してシビュラを否定できる。
      それだけでも革命的だ。
(鹿矛囲) ハァ…そろそろやってしまおう。
      見るに堪えない。
(桒島)  ああ。
(拍手)

(役人たち) うん?
(桒島の側近)お疲れさま。
       君たちの役目はここまでだ。
(桒島)   皆さん最後にメーンディッシュをご用意させていただきました。
       ご堪能ください。
(役人たち) うん?
(役人)   うっ…!
(悲鳴)
(役人)   あっ…!
(悲鳴)
(役人たち) うっうあぁぁぁ…。
(役人)   うえぇぇ…。

(ドミネーター)「犯罪係数オーバー250」「執行対象です」
(酒々井) かわいそうに。
(役人)  な…なぜだ…。なぜこんな…。
(鹿矛囲) それはこちらのせりふだ。
      君たちは地獄の季節を黙認し、あまたの犠牲者をむさぼって
      今の地位を手に入れさらには自らをクリアに保つため人の命をもてあそんだ。
(ドミネーター)「犯罪係数313」「執行モードリーサル・エリミネーター」
(役人)  ああ…助けてくれ鹿矛囲!

(鹿矛囲) これが君たちの本当の色だ。
(役人)  や…やめ…。
(銃声)
(悲鳴)


【公安局・分析室)
(志恩)酒々井監視官のドミネーターが使用されたわ。
【移動中の車内】
(志恩)場所は千代田区セントラルホール。
(美佳)今向かっている場所じゃ…。
(朱) 現場一帯をドローンで封鎖。
    急いで!


【千代田区セントラルホール】
(桒島) ありがとう。
     これでみんなに謝ることができる。
(鹿矛囲) 君が責任を感じることじゃない。
(桒島) 自分だけが助かった罪悪感で子供の俺は潜在犯になりかけた。
     社会秩序を守るシビュラシステム。
     そのエゴ故に184人の友が殺され俺は社会から消えるところだったよ。
(鹿矛囲)君を曇らせはしない。
     行こう。共に裁きの場へ。
(桒島)俺にはお前のように人を導けない。
    結局俺もこいつらと同じ救われた側の人間だ。
(桒島の端末のコール))
(桒島) そうか。
     後は手はずどおりに。
     半信半疑の情報だったが無事切り札を手に入れた。
(鹿矛囲)必要ないと言ったはずだ。
(桒島) 常守朱は最大の障害になり得る。
     行動を封じるに越したことはない。
(鹿矛囲)その程度で彼女は止まらない。
     どんな状況においても自分の色を保ち続ける彼女だから
     裁きの証人になってほしいんだ。
(桒島) ならこれで彼女を試せるさ。
(鹿矛囲)浩一。
(桒島) 行け桐斗。
     俺はここで役目を果たす。
(酒々井)鹿矛囲公安が来ます。
(鹿矛囲)君は再会するずっと前からもう僕たちの大切な仲間だったよ。
(桒島) お前たちなら世界を変えられる。
     お前たち全員でシビュラを裁け。
(サイレン)
(桒島) さすがに早いな。
     公安は優秀だ。
(朱)  鹿矛囲はどこ?
(桒島) 彼は行った。
     だが無駄足ではないよ。
     代わりに彼らを見送ってやってくれ。
(朱)  あ…ああ…!
(美佳) うっ!
(六合塚)ひどい…何てことを。
(朱)  くぅぅっ!
(宜野座)これが人間にやることか!
(桒島) まさに地獄絵図…だろう?身の毛もよだつ行為だ。
(東金) これをやったのは鹿矛囲か?
(桒島) 冗談を言うな。
     こんな遊びでしかサイコパスを保てなかったのはあの中で残骸になっている役人どもだ。
(朱)  そしてこれはその報復だと?
(桒島) 彼らは全員密入国者だ。
     何らかの事情で国を捨て役人どもの甘い言葉で集められそしておもちゃにされた。
     こんなまねをしておきながらいざ犯罪係数が上がったらやつらは鹿矛囲に救いを求めた。
(朱)  そして鹿矛囲の逆鱗に触れた。
(桒島) 焼いてくれと願ったのは家畜にされた人々だ!
     彼らはもう元の姿には戻れない!
     鹿矛囲がそうであるように…。
(朱)  同行に応じてもらえますか?
(桒島) もちろんだ。
     だがその前にこれを…。
(朱)  何をした!
(宜野座)常守!
(朱)  何をした!
(宜野座)常守!やめろ!
(朱)  何をしたー!!
(宜野座)六合塚!
(六合塚)あぁ! 常守…葵…。
(宜野座)何!?
(美佳) ああぁ……。
(朱) はぁ、はぁ、はぁ……、


【公安局・取調室】
(雑賀)雑賀譲二だ。
    あんたの取り調べを担当する。
    俺のことで妙な噂が広まっててな。
    何でも俺と話すとサイコパスが濁るそうだ。
    本当にそんなことができるのか試してみたくなったのは初めてだよ。
    要求は何だ?
(桒島)常守朱は鹿矛囲に近づいた。
    厄介だし冒涜ですらある。
    少しおとなしくしてほしい。
(雑賀)あんたの独断か?
    鹿矛囲は常守に来てほしがってるだろ?
    鹿矛囲はどこだ?
(桒島)この都市のはらわたに。


【公安局・分析室】
(宜野座)地下鉄!?
(志恩) 監視カメラが鹿矛囲を捉えたのが15分前。
(六合塚)一緒にいるのは?
(志恩) 全員年齢も職業もばらばらね。
(通信音)
(雑賀) 15年前交通航空の関係で親しい人間を失っていないか調べろ。
(志恩) 了解。
     長谷部良介は両親を誘導灯の不備による衝突事故で。
     尾城信一は兄を踏切の誤作動による追突事故で。
     大浦雪穂も父親を航空機事故でそれぞれ亡くしている。
(雑賀) やはり…。
     接点は皆地獄の季節か。
     今まで透明人間として振る舞ってきた鹿矛囲が姿を見せながら行動を起こした。
     つまり…。

(朱)  決着をつけようとしている。



●Cパート

【公安局・地下駐車場】
(葵) うーん…あーちゃんのお仲間さんかい?
(東金)フフフ…ええ。
(殴る音)






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