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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第1話 感想 [感想・レビュー]

土日が地元の祭りだったこともあって、昨日夜にやっとゆっくり観ることが出来ました。

ガンダムというタイトルは付いているものの、他の作品とは世界観の異なる完全新作。
模型誌などでMSのデザインは確認していたものの、その内容については出来る限り情報を入れないでおきました。

やはり映像を観て理解できるかというのが大切ですからね。



で、最も大切な導入である第1話ですが、面白かったというよりも感心してしまいました。

世界観やキャラクター相関図、SF的技術設定など、とにかく説明しなくちゃいけない事柄をシナリオ内に巧く織り込んで、キャラクターの掛け合いと映像描写で表現。
しかもちゃんとガンダムをここぞという所で登場させたというのは見事でした。

バルバトスがあのタイミングでしか動かせないというのも、きちっと設定を説明していたので理解できるし、そしてあの状況下で素早く起動・戦闘できるほどに、バルバトスは駆動系までも秘密裏に整備されていた、つまりオルガ達の意思がそこにあるわけだよね。

(そういうのを読み取れずに、何故かアマゾンのレビューで噛み付く厚顔無恥な人もいるらしい)

シーンのほとんどが設定解説をかねているので、かなり情報量が多く、子供ではすぐに理解できないとは思いますが、主人公達があの世界ではカーストの最下層でありながらも、決して腐っていない若者であることと、その状況を打開する象徴としてバルバトスが登場したというのは、とても分り易いお話。

『ここさけ』のアバンでも思いましたが、『あの花』スタッフは導入部分が非常に上手ですよね。



あまり情報は入れていなかったので、ガンダムのパイロット=主人公だと思っていたのですが、あの演出の仕方からするとオルガが主人公なんじゃないかと思えるほど。

とはいえ、物語はバルバトスのある所を中心にしたロードムービーのはずなので、どうしても三日月を中心にせざるを得ないでしょう。

そして、三日月を成長させようとした時、おそらく一番の苦悩はオルガを失うことだと思うので、彼が死亡するか関係性が崩れるということにはなりそうな予感。

パターンとしては、生死不明⇒敵対する指揮官兼パイロットとしてガンダムで登場。もちろんそれは大きな目的を果たすためのフェイク。
こんなところかなぁ。


そんな想いを巡らせるほどに、良い第1話でした。





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Charlotte(シャーロット) 最終話 感想 [感想・レビュー]

ニコ生ですでに観ていたのですが、地元局の地上波放送で観返し。
やはり今期のオリジナル作品の中ではNO.1でした。


「【悪化】+【治癒】のコンボでオールOKじゃね?」とか、「約束を果たした後、友利に預けたMP3プレーヤーで『Trigger』聴いて取り戻すんじゃないの?」というツッコミをニコ生視聴時には感じていたのですが、改めて観てみるとOP歌詞の回収という意味からしても、やはり化物になっても約束だけは覚えている必要性があるし、唄にこだわりのある作品だからといって、そこまでの力を持たせてしまうのも考えものだと反省。

コレはコレでちゃんとカタルシスはあるよなと。


ただ、この終わらせ方をするのなら、乙坂有宇の当初の性格的イメージを全く感情移入できないくらいに悪くしておく必要性はあったと思います。

友利ではそれが巧くいっていたような気がするのですが、やはりストーリーを引っ張る主人公では、なかなか難しいのでしょうね。


また、全13話を振り返ると、肝心なお話のところだけが尺足らずになっているような気がしてしまいます。
野球やスカイハイ等はもっとコンパクトにして、略奪旅行を2話くらい使ってほしかったな。

そうすれば、有宇視点だけではなく、待たされている友利達の時間経過とその心情も描けたのにね。

あぁ、コレが第七巻の特典エピソードなのか?
それならこの物足りなさも補完できそうだけど。


2010年(!?)の『Angel Beats!』と同製作陣ということで、否応なしにハードルが高く設定されてしまうプレッシャーの中、コレだけクオリティーを維持しながら話題を振り撒き続け、期待通りに泣けたという意味では、かなりの良作といっていいでしょう。

AB同様、アニラジと合わせて数倍楽しい時間を過ごさせてもらえました。
やっぱ佐倉彩音の声はいいわ。
(↑締めがソレかよw)


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Classroom☆Crisis 最終回 感想 [感想・レビュー]

クラ☆クラこと、Classroom☆Crisis(クラスルームクライシス)が最終話まで完走できましたので、まとめの感想。


1~2話観たあたりで、この作品は「テラフォーミングされた火星を舞台に、池井戸潤さんの代表作「半沢直樹シリーズ」、「下町ロケット」、「ルーズヴェルト・ゲーム」を足して企業お家騒動で仕立てたストーリーを主軸にした、学園ラブコメもの」だろうと予想しました。

もし池井戸潤がラノベを描いたら・・・。
こんな風にアニメの企画書に書いてあったら、多くの人が興味を持つでしょ?

多分、書いてあったんじゃないかなぁ???

そして、この企画書段階が一番面白がれた作品だと思います。
つまり「出落ち」。



決して悪いアイデアだとは思わないし、池井戸潤テイストのSF作品って、なんかハリウッドのSF大作になりそうな気配がします。

問題なのはそれをどう映像にするかってところで、それがこのアニメ作品の志だったはず。



だがしか~し、その肝心のSF要素が薄い! 雑!
テラフォーミングされた火星が舞台であったことなんて、OPに書いてなきゃ忘れるところですよ。

しかもロケットエンジンをロボットのエンジンに転用って、ロケットエンジンで発電するんか!?
惑星間弾道ミサイル(この場合弾道飛行するかは別問題としてニュアンスで感じてくれぃ)でいいじゃん。

そのロケット開発だって、結局レースやらないんだ?

折角のストーリー構成上のアイデアを結びつけるSF要素を画面に活かしきれなかったのは勿体無いなぁ。



でもテンポは決して悪くないし、興味が薄れることなく毎週楽しみに観れていたので、SFだということを忘れて全話一気に観たら、また違う面白さが有るような気もします。
オススメです!(宇多丸風)



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乱歩奇譚 最終回 感想 [感想・レビュー]

デリケートな問題を扱っていて、そこがアニメ・サイコパスと少し共通する部分もあり、結構楽しめた作品ではありました。

でも、何だか突き抜けた感じがしないんですよね。




「没後50年を迎える作家・江戸川乱歩の作品群を原案とし、設定を現代に移したオリジナルアニメ作品」というで、当初のイメージとしてはドラマ「SHERLOCK」のような、現代版・明智小五郎、つまり「AKECHI」を期待していたのですが、その期待は残念ながら裏切られた格好になってしまいました。

怪人二十面相を人物ではなく現象とした点や、その出現に明知が深く関わり、それが彼が探偵になる動機となったという設定は非常に良くできているものの、怪人二十面相が殺人を目的として犯すというのがどうしても納得できません。



原案の二十面相は血や荒事を嫌う怪盗であり義賊。スタイリッシュで憎めないやつなのですが、これは乱歩が子供向けのミステリー小説として「怪人二十面相シリーズ」をエンターテインメント作品と位置づけていたからだと思っています。

二十面相自身の目的はどうでもよく、ミステリー小説の装置としての役割を果たすキャラクターであり、それ以上でもそれ以下でもない。

しかし二十面相の設定を大きく変更してしまったことで、乱歩作品を下敷きにしているというのが先入観として邪魔をし、どうしてもアニメに集中できないんですね。

乱歩が戦後、日本探偵作家クラブの創立と財団法人化、江戸川乱歩賞の制定など、次世代のミステリー小説界のために尽力していく中、子供向け小説として「少年探偵団シリーズ」を中心に執筆したことを考えると、やっぱり二十面相は血や荒事を嫌う、スタイリッシュな怪盗であって欲しいと思うわけです。



おそらくアニメのスタッフは戦前の乱歩の「エログロ期」の作品が好きで、それこそが乱歩の魅力だと思っていると思うし、実際そういった作品からのチョイスが多い。

私自身もその頃の作品は大人になってからのほうが輝きを増して見えるのは事実です。

しかし、一般的に江戸川乱歩といえば「怪人二十面相シリーズ」となってしまうでしょうから、アニメ企画として二十面相絡みであるほうがプレゼンし易いというのも納得なんです。

二十面相を凶悪化、現象化することで、誰しもが二十面相に成りうる危険性を持っているという警告的メッセージは、作品のテーマとして非常に魅力的であるだけに、自分の中では複雑な心境なのです。




オリジナル・アニメとしては良くできている作品なのですが、江戸川乱歩没後50年記念作品とか乱歩奇譚というタイトルとか、「これぞ現代版乱歩作品です」みたいな余計なキャプションがこの作品の正しい評価を阻害している気がする。

各話のサブ・タイトルを乱歩の作品名から持ってくるのも、無理やりな回もあったしね。


やっぱりパクリ感があってもイイから、「AKECHI」というタイトルにして明智小五郎という人物にクローズアップするシリーズ物として構築していった方が良かったような気がしました。


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プラスティック・メモリーズ 最終話 感想 [感想・レビュー]

プラスティック・メモリーズをdアニメで全話完走しましたので、まとめの感想を。
久しぶりのブログ上での長文です。



正直、思っていたよりもライトな物語で、アイラの愛らしさに尽きるといった感じでした。
しかし、作品内ではあまり深く追求しなかったとはいえ、SF設定的には非常に興味深いものがあり、物語そのものよりもそれらに付随して妄想したことで楽しめた作品でした。


一通りこの作品の設定世界が理解できた第5話(マーシャのエピソード)あたりで、この作品はもしかしたら「人間とはなんぞ」みたいなところを描くのかと期待してしまいました。

アンドロイドやサイボーグが出てくるSF作品では、それらとの対比で人としてのアイデンティティを問う作品が多いですよね。

メジャーなところでは攻殻機動隊のシリーズがあるわけですが、攻殻がロジカルにその問題に対して実験的思考をしている作品だとするなら、プラ・メモはエモーショナルにそれをする作品ではないかと思い込んでしまったわけです。



プラ・メモの設定ではアンドロイドであるギフティアが社会に完全に溶け込んでおり、それらとの信頼関係もあたり前に成立しています。一方、ギフティアには81,920時間(9年4ヶ月)という活動期間(寿命)が設定されており、それを過ぎると記憶が壊れ暴走する可能性が生じ、回収されます。

ギフティアのメモリーには所有者の個人情報が多く含まれるため、回収時にはそれらの記憶を完全に消去。同じボディに同じ人格OSを再インストールしても、記憶の引継ぎは不可能なため、全く同じ人格にはならない。つまりは寿命の延長は不可能となっています。

これがこの世界の根幹となるSF設定です。



で、ここからは私の考察なのですが、このギフティアの寿命は、技術的問題ではなく、人間様都合なんではないかと思うのです。

8話に登場したギフティア・アンディが過去に回収されたギフティア・オリヴィアに別の人格OSを再インストールした存在であったことから、ハードとしてのギフティアのボディの機関部の耐用年数は、少なくとも20年近くは持つ計算になります。(当然メンテナンスは必要でしょうが)

ギフティアには人格OSが組み込まれ、さらに人間社会に適応するために教養や法令等の知識がデータとして出荷時にはインストールされ、完成された人格が与えられているはずなので、こういった人間をある意味超越した存在が、人間と同等の寿命を持つことの危険性(人間にとって不都合)というのは、何となく想像できます。

その対策として、寿命を極端に短くすることで問題を未然に防ぎ、それを担保としてアンドロイドであるギフティアの人権を認めているのではないかと考えられます。

もしかしたらホントに技術的問題で、頭のマザーボードなりCPUが焼き切れるという可能性もあるわけですが、ギフティアがという製品のサポート上、寿命期間内に全くバックアップデータを取っていないわけもないでしょうから、やはり人為的と考えるのが自然でしょう。

アンドロイド・チルドレンという、ギフティアに育てられた人間を設定していますが、例えば子供が0歳でその境遇に陥った場合、それをケアする存在としてはギフティアの寿命は短すぎるというのも気になるのですが、81,920時間(9年4ヶ月)の意味が語られなかったので仕方ありません。




注目する点は、技術的には完全自立学習型のAIが完成しているわけで、これらが感情を持って人間と同居し、そこに友情、親子愛、恋愛が存在しているという状況。

そして視聴者が感じる「アンドロイドとの愛」という違和感をどう払拭していくのか? つまり「愛って何だ?」を問うことでエモーショナルに「人とは何だ?」を問うことが出来る下地はあると思うのです。


攻殻機動隊的にいえば、ギフティアはゴースト=魂を持っていることになり、これらは回収時に消去されてしまう記憶そのものといえます。

ギフティアの人権を認めつつも、それらは人間の手によって記憶の消去=死を迎えるわけで、これをさらに一歩踏み込むと認知症をどう捉えるかという問題にも一石を投じそうなデリケートなテーマにもなりうる。

そうなると1つの答えを出すのは非常に危険だと謂わざるを得ないわけですが、SF特有の思考実験として、記憶を失う側ではなく、その記憶を共有している残される側がどのように捉えるかという、「人間は二度死ぬ」問題を恋愛をベースに扱うことは最低限度は可能ではあると思うのです。


簡単に妄想していた最終話に向かってのプロットを書きますと、
①アイラが予定されていた期日よりも早く記憶の欠落が起きる
②自分が書いた日記を読み返しても、自分の中に記憶がないことに恐怖し、それらを取り戻そうと町を放浪
③ツカサ、アイラを捜索⇒発見
④アイラ、涙ながらに事情を説明
⑤アイラ、葛藤の後「ツカサを好きだったことだけは忘れたくないので」と早期の回収を要求
⑥ツカサ、アイラを回収
・・・
⑦数ヵ月後、メンテナンスを完了したアイラのボディに以前と同じ人格OSが搭載され再配置
 ツカサはもう一度アイラと出会いからやり直す
⑧そこで奇跡が!
END


肝となるのは、アイラがツカサに恋愛感情を抱いたままメモリー消去されることを懇願するというところで、どのみち消されてしまう記憶ではあるものの、それをどういう状態で迎えるのか、裏返せば、ツカサに何が残せるかを考えるというところです。

ギフティアには生殖機能がありませんし、コピーを残すことも許されませんから、自分が生きた証を誰かの心に刻み付けるという行為は非常に意味があると思うのです。

そしてアイラによって刻み付けられたツカサの記憶(共有する思い出)が、その後クリーンインストールされたはずのアイラに影響を及ぼし、アイラのボディに残された残存データが以前のアイラを再構築してしまうという奇跡が起きる。これは理論的にはありえないことなんだけど、消そうにも消えない記憶、それって・・・。(照れくさいのであえて書かない)

そういうヒロイン補正があってもいいんじゃなかったかな?





もちろん、SF的な押し出しが最後は控えめだったからといって、プラ・メモが面白くないというわけではありません。

期限が切られた中で異性と恋仲になるという、恋愛シミュレーションゲーム的なシチュエーションでありながら、それがどう考えても別れ(死別)という最後を遂げなければならないという悲恋の物語であり、だからこそ、その過程をどう描くかということが逆に魅力になるわけです。

結果、いまだに最大派閥ともいえる日常モノという深夜アニメのニーズを満たしているわけですから、市場性から考えると非常にうまくやっているなと思うし、そういった市場では私が妄想したようなハード気味なSF展開というのはどう考えてもノーサンキューなわけですから、これはこれで良かったかなと思います。

最期の瞬間を前にし、互いが好きなところを言い合うっていうのはベタに恋愛ドラマ的でしたが、結果的に記憶を刻みつける行為であったわけですし、アイラとの別れを重苦しくなくしているのは、彼女がアンドロイドであるというSF設定あってのことですからね。



続編やゲーム化などの展開があれば、もう少し浸っていたい作品です。
ゲームならミチルルートを攻略したい!

Cパートで赴任してきた新人ギフティアが、人格を再インストールされたアイラであって欲しいとは、多くの視聴者が望んでいる展開だと思うし、もしかすると奇跡が起きるかもしれない。

というのはあの終わり方からすると、さすがに蛇足かなぁ?





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クロスアンジュ 16話 感想・考察【緩急ありすぎだろwww】 [感想・レビュー]

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第16話 「共鳴戦線」の感想です。


15話で世界の秘密がハッキリし、本当の地球に残された人類がどうやって生き延び、そして彼女達が誰とどのような目的で戦っているのかがわかりました。

そして、サラがアンジュに共闘を申し入れるってのが今回。


エンブリヲというのが悪の権化であることは間違いないようですが、偽りの世界でのアルゼナルを襲撃し、アンジュとヴィルキスを確保することで、具体的に何をしようとしていたのかという問題については次回以降を待つしかないようです。(世界を作り直すとはどういうことか?)

また、サラ達にとっては必要な全能の母アウラですが、彼女(?)を奪還すると、偽りの世界って崩壊しちゃうんじゃなかったっけ?
いや、マナが使えなくなるだけなのか?

どっちにしろ偽りの世界の人間にとってもアウラは必要なわけで、アンジュとサラが分かり合えたとしても、そう簡単に全てを折り合いが付けられそうでもないんだけどなぁ?

いや、この分かり合えるという事実がが大切なのかな?



今までのパターンからすると、こういうふうに「?」が出ても、意外とちゃんとした回答を見せてくれているのがクロスアンジュのいいところで、この問題に関してもきっとちゃんとした設定なりストーリー展開が用意されているのでしょう。

なんだか、最近はそういう安心感が芽生えてきたよ。



しかし、これだけ重要な展開をしている中でも「遊び心」というか「おふざけ」を忘れないよね。

CA_016.jpg

この振り幅がこの作品のいいところでもある。

さて、次回は特異点を越えるのかな?
都合良くヴィルキスも直ったし。


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アルドノア・ゼロ 15話 感想【スレイン、やりおった!】 [感想・レビュー]

ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ- 第15話「旋転する罠 -Toll for the Brave-」の感想です。

伊奈帆とスレインが明確に互いをライバルと意識し、戦場で火花を散らす。
実にロボットアニメらしい、胸熱な展開に毎回興奮。

やはりこうでなくては。


伊奈帆がアナリティカルエンジンを体内に組み込まれたことで、「伊奈帆無双」と呼ばれる主人公補正にも遅まきながら説得力が付加され、加えてアルドノア起動因子を宿しながらも前線で戦うという背水の陣を強いられている状況は、ロボットモノの主人公としてはかなりの王道。

スレインは地球人でありながら、火星軍を束ねる騎士として、そして火星の新たな秩序をアセイラム姫のために作ろうと立ち上がったわけですが、彼は悲運の主人公としての役割を与えられている気がします。

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姫が目覚めた時には「あんた、何してくれたん?」てな状態になっていて、アセイラム姫はあっさり伊奈帆に持って行かれちゃう。そんな気がします。



2期に入ってさらに面白くはなっているのですが、ツッコミどころはイロイロあるんですよ。

「伊奈帆無双」だって、ただの教練を受けただけの高校生が、何故あそこまでの知識、観察力、分析能力、戦闘能力を有していたのかは、単に「天才」というだけでは納得し難いものはあるし、スレインはそれまでの行動からすると、長期的展望を持って緻密に計画を練るようなタイプとはとても思えなかったのに、唐突に手の平クルーテオ。

スレインに生き長らえさせられたザーツバルムにしてもそう。
てっきりスレインが首根っこを押さえて脅迫し続けているのかと思えば、そうでもなかったしね。
何故スレインを生かしておいた?って疑問が生じてしまいます。 


結局、伊奈帆VSスレインが、イコール、地球VS火星というわかり易い構図に落ち着けたかっただけなんだろうけども、そこまでの描き方が今ひとつ強引というか、雑というかね。

良心的に解釈すれば、それなりに説明はできるんですよ。



「伊奈帆無双」がなぜ必要かといえば、アルドノア・ゼロがスーパーロボットVSリアルロボットという戦力の構図になっている以上、リアルロボットが勝つためには、戦闘能力的差をひっくり返す、よっぽどの戦術的ひらめきがなければいけない。

最近はTVドラマや小説なんかでも、ミステリーモノや状況逆転モノが多いですから、それをロボット戦闘演出上に組み込んだというのは、単に主人公機がパワーアップしましたとか、未知のパワーが都合よく発動したとかのド定番のパターンに比べると、確かに今っぽいんですよね。

つまり、そう設定しなければ、そもそも始まらないわけですから、何で伊奈帆はあんなに強いのって言われれば、そうでないといけないからという都合の問題で、それにあえて理由を付ける必要はないということだったんでしょう。

でも、その部分に視聴者のモヤモヤが募ってしまったので、パワーアップと一緒に事後承諾的な説明を付けたというのがアナリティカルエンジンなんじゃないかと。
北欧神話に準えるとか、なんか巧く誤魔化されたって感じですwww。


スレインの成長については、アセイラム姫がああなってしまい、それから19ヶ月も経過しているわけですから、10代の少年が劇的な成長を遂げるには十分な時間であるということでしょう。
また、彼がヴァース帝国という国には何の思い入れもなく、アセイラム姫個人に対して忠誠を誓っている(恋している)わけで、、一人の男を成長させる理由としては充分です。
ハークライトさんとザーツバルム暗殺を結託していた様子もないことから、彼は一人でもやるつもりだったんでしょうね。


ザーツバルムに関しては、かなり勝手な思い込みなんだけど、スレインを息子とし爵位を与えたのは、彼なりの贖罪だったんじゃないかと。

アセイラム姫が昏睡状態、王様はヨイヨイ。
実質的に火星側を束ねる人間がいないわけですから、火星の世直しをしたかったザーツバルムにとって、この状況は決して悪い状況ではない。

妾の子であるレムリナ姫(ニンニク)を連れてきたのだって、アセイラム姫暗殺計画の中に織り込まれていたんではないかとも思うのです。
でないとアルドノアの力を失うことになりますからね。

でも彼はどこかで気がついていたんじゃないかな? 自分のやり方では結局は問題は解決できないんじゃないかって。
一度は失敗しているわけですからね。

そこにやり方は違えど、火星をより良く変えたいという意志に同調してくれるスレインという存在がいる。
もし自分に何かあっても目的を果たすための後継者が欲しかった彼は、その想いをスレインに託そうと考えた。
もちろん、再びスレインに命を狙われるかもしれないということも織り込み済みでね。

でなければ「悪くない」などという言葉は出てこないと思うのです。
スレインが「お父さん」と言ってくれたことで、自分の意志を汲んでくれているという確認が出来たわけですからね。

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スレインがザーさんを使い捨てにしたみたいに見えてしまっていますが、スレインが仕掛けを撒いたのは息子と認められる前ですから、撒いた時点では本気で対伊奈帆用だったんでしょう。


ただ、タルシスが見えていた未来には、伊奈帆がディオスクリアIIのバリアを破るというのは不確定要素だったわけで、その辺りが伊奈帆のタルシス攻略の鍵になるんでしょうね。


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「ユリ熊嵐」関連書籍 感想【コミカライズ、ノベライズなど】 [感想・レビュー]

予告どおり、幻冬舎から立て続けに発売された「ユリ熊嵐」関連書籍の紹介です。

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どれもそれぞれに魅力があり、アニメに興味を持った人なら楽しめるコンテンツになっていると思います。
ファンの方はぜひチェックを。



●ユリ熊嵐 公式スターティングガイド(幻冬舎) Kindle版もあり
公式スターティングガイドは、その名のとおりスターティングガイドなので、作品の今後の展開を推察するだけの情報量はないのですが、幾原監督とキャラクター原案・森島明子のインタビューはかなり読みごたえアリ。

幾原監督がどういった思いで「ユリ熊嵐」という企画を立ち上げたか、どういった問いを我々に投げかけようとしているかを知ることが出来ます。

各種設定も掲載されていますので、ビジュアル面で作品を注目している人も満足がいくと思います。



●コミックス ユリ熊嵐①(幻冬舎バーズコミック)  Kindle版もあり
アニメのキャラクター原案・森島明子さんによるコミカライズは、題名こそ「ユリ熊嵐」で主要登場人物も共通していますが、シナリオ的には全くの別物。

学校に男子がいたり、キャラクターの性格なども異なるなど、違いをあげたらキリがないのですが、幾原監督とも相談されたうえで森島明子さん独自のストーリーを描いているそうなので、アニメと違うとか言って文句を言ってはいけません。

個人的には紅羽と銀子の性格と関係性は、コミック版も捨てがたいし、森島キャラの頬っぺたの丸みが可愛らしくて「じゅるり」となりますね。




●ユリ熊嵐(上)(幻冬舎)  Kindle版もあり
ノベライズは幾原邦彦監督、シリーズ構成・伊神貴世さん、『輪るピングドラム』のノベライズも手掛けた高橋慶さんが著者に名を連ね、アニメの純粋な書き下ろしノベライズとなっています。

もしアニメをもう少し掘り下げてみたいと思うなら、このノベライズはオススメ。

アニメ独特のビジュアル的演出がないだけに、純粋に「何が起きているのか」がわかり易いし、ここで噛み砕いて理解しアニメを観返すと、また違った楽しみ方ができますね。

ただ(上)ではアニメの6話までがすでに描かれていますので、新鮮な気持ちでアニメを観たいと思っている人は、読みきってしまわないように注意!



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ユリ熊嵐 4話 感想【なるほど、またこの手法か】 [感想・レビュー]

ユリ熊嵐 第4話「私はキスがもらえない」の感想です。

唐突な感じで「るる」の過去回。
とはいえ、作品が何のメタファーか未だハッキリしない現状では、一番わかり易くグッとくる話でした。

単なるムードメーカー的な、チャラいキャラかと思っていた「るる」に、こういった背景があるというのは意外性もあるし、断絶の壁の向こう側の世界が多少なりとも描かれたのは、世界観説明的にも必要性があったということでしょう。

まぁ、相変わらずユリ裁判が何を承認しているのかは、ハッキリしないですけどねw。


『輪るピングドラム』では、個々のキャラクターのバックボーンを描き、彼らがそれぞれに抱える問題が判明し、
それらの共通性が作品のテーマに収束していくといった展開をしていたので、今回もそういった手法を取っているんだと思います。

ここはもうしばらくの我慢といったところでしょうか?



私はそれを我慢しているモヤモヤ期間に耐えかね、公式スターティングガイド、コミックスとノベライズ二手を出
してしまいましたww。

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次回はこれらを紹介します。


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デス・パレード 1~3話 感想【あそこの長さが気になるけどねw】 [感想・レビュー]

デス・パレードの1~3話を視聴しました。

地上波での放送局が少なく、BS・CSの契約を切ってしまった自分としては、どうやって視聴しようかと悩んでいたのですが、放送が始まるや否やネット配信先も拡張され、会員になっているdアニメストアで安心して視聴ができるようになりました。

ニコ生でコメントを見ながらというのも悪くはないのですが、結局コメントをオフにしてしまうオールドタイプの自分にはありがたい配慮です。



死者が招かれる不思議なバー「クイーンデキム」。
死者たちは死に関する記憶を失ったまま、「命を賭けたゲーム」に参加させれれ、極限状態に追い込まれる。
それが死者を天国か地獄に送るための“裁定”であるとも知らずに・・・・・・。

というのがイントロダクション。


第1話では“裁定”を受ける死者側から、2話では“裁定”を行う“裁定者”側からの視点で物語を描き、世界観をわかりやすく説明。

このまま二話一組の前後編でいくのかと思いきや、第3話からは1話完結で進行していくようです。


第1話で新婚旅行中に死亡したカップルを“裁定”し、この物語はドロドロの人間関係を中心に扱うのかと心配したのですが、第3話では少しホッコリする切ない恋物語を題材にしていたので、割と振り幅はあるような気もします。

“裁定者”はいわゆる「閻魔様」に相当する役割を果たしているわけですが、その“裁定者”も完璧ではないという描写が第1話でされており、そのあたりが次々に訪れる死者たちの物語とは別のストーリーを紡ぎ出してくれるのだろうと思います。


DP_01.jpg

キャラクターデザインの鼻のしたの長さは確かに気になるところではあるのですがw、「世にも奇妙な物語」の一篇を拡大しシリーズ化したような独特の空気感は、明らかに大人向けの作品であるということを窺わせます。

ただ、これをアニメでやる意味ってなんだろう?とも感じてしまうので、表現としてのアニメの優位性みたいなものが見えてくることにも期待したいなぁ。



作品自体も楽しみなのですが、実は一番歓喜したのはOP。
ニコ生のコメントでは、作品世界とミスマッチなファンキーな曲調に「OP詐欺」などとも言われていますがw、多くはこの楽曲に対しては高評価みたい。

特におそらく作品のターゲット層なのであろう30代以上で、「スペース☆ダンディ」にハマった人ならば、嫌いなわけはないでしょう?


調べてみると、このOPを担当しているBRADIOというファンクロックバンドは、結構いいですね!
YouTubeにもオフィシャルPVが何本か上がっているので、興味がある人は観てみてください。

最初に観たPV映像では一瞬「色物」かとも思ったのですが、ちゃんと聴いてみるとメチャクチャ本格的。
数本PVを観たところで、即効CDをポチリましたよ!

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最近のアニメタイアップっていうのは政治色が濃すぎてあまり好意的ではないのですが、こういった本格派がメディア露出を高めるためには必要なことでもあるんだよね。

こういうバンドが評価されないのはおかしい。そう思います。
BRADIOに出会えただけで、「デス・パレード」は90点あげるよ。


もちろん、「デス・パレード」オープニングテーマ「Flyers」も購入させていただきます!!

Flyers

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