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「魔法少女まどか☆マギカ」 レンタル視聴レビュー [まどか☆マギカ]

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魔法少女まどか☆マギカ

2011年1月から4月まで毎日放送 (MBS) ほかで放送されたオリジナルアニメ作品。

全12話、全6巻





私としては「化物語」「偽物語」などで、その実力の程は十分理解している

新房昭之監督&シャフト制作のタッグ、というだけで視聴前から安心していた。



それに加えて、現在放送中の「PSYCHO-PASS サイコパス」でストーリー原案、

及び脚本を手がける、ニトロプラス所属の虚淵玄がシリーズ構成および全話の脚本を、

『ひだまりスケッチ』の原作漫画家の蒼樹うめがキャラクター原案をそれぞれ担当。

虚淵が描く緻密で重厚な設定のストーリーに、蒼樹のキュートで可愛らしい絵柄の

キャラクターが組み合わされており、このギャップもこの作品の大きな魅力。



主要登場人物たちの敵となる「魔女」のデザインや戦いの場となる異空間の描写には、

「絶望先生」や「化物語」でも独特の映像表現を見せ付けた、劇団イヌカレーが起用され、

「メルヘンホラー」とも形容される独自の世界が描かれている。






全12話があっという間に展開してしまうので、あらすじ等は書かない。

一昔前、1話ごとの展開が速いドラマのことを「ジェットコースタードラマ」という

形容の仕方があったが、まさにこれはそういったスピード感のあるストーリー。

これを体感したいのであれば、ウィキペディアや掲示板の過去ログなどは見ちゃいけない。



感想だけを述べると、非常に満足度が高かった。



「魔法少女とは?」「魔女とは?」そして少女達に力を与える「キュゥべえとは?」

これらの謎を秘めた世界は、通常のご都合主義の魔法少女モノの世界とは大きく異なる。

そして、その違いが何を意味し、どんな結末を導き出すのか?



そのエクスキューズに対しての答えがこの物語のストーリーであり、

それは「魔法少女」という言葉の響きとは、大きくかけ離れたものだった。

しかし、その状況から一変して「魔法少女モノ」に持って行ってしまうのだから、

虚淵玄には関心せずにはいられない。(もちろん彼だけの功績ではないだろうが)





実のところ、「魔法少女とは?」「魔女とは?」という問いに関しては、

第5話の途中でで気が付いてしまったのだが、キュゥべえが起こしている行動が、

どんな理由からのものなのかまでは想像が付かなかった。



また、ほむらだけが、その謎について知識がある理由もなんとなく察しが

付いてしまっていたのだが、それを裏付ける理由が全く顔を出さないので、

第10話で真実が明らかになった時は、全てのモヤモヤが払拭された。



そして「たぶんこういうオチのつけ方をする」というか、

「その方法しかないだろうという」期待通りにクライマックスを迎える。

それはまるで、視聴者の「願い」や「祈り」が劇中のキャラクターに

届いたかのような、本当に魔法のようなエンディングでした。



最初はメタ的なアンチ魔法少女モノに見せかけ、視聴者を裏切るだけ裏切る。

物語を急展開させるのもファンタジー的な要素でなく、

しかし最後には魔法少女モノとして、納まるところにピタッとはまる。



伏せてある部分の仕掛けが巧妙なので、すごくトリッキーな話に見えても、

キャラクター一人ひとりを見ていくと、決して複雑ではない。

むしろシンプルに少女の心情の変化と成長を描いている、王道です。

こういう作品は、作ろうと思ってもなかなか出来ないのでしょうね。



今すぐレンタル予約リストの中に追加することをオススメします。

それにしても2011年のアニメは豊作でしたねぇ。










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