SSブログ
test

アルドノア・ゼロ 感想 第2話 【絶望しかない……】 [感想・レビュー]

スポンサードリンク



ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ-の第2話「地球の一番長い日 -Beyond the Horizon-」の感想です。



ハッキリいって面白過ぎます。私は基本アニメオリジナル作品を中心に観ているので、今期の全ての作品と比べられるわけではないのですが、少なくともオリジナル作品のなかではぶっちぎりのトップを行く面白さです。

ロボットアニメで考えたら、10年に一度の名作の予感がします。
正直、ここまでトータルで面白いロボットアニメって、個人的には最後のピークが『∀ガンダム』。

それ以後は、2~3年に一度来る、マイブーム的なアニメにロボットモノガは入ることは殆どなくなっています。

現段階での個人的盛り上がりでいえば、「まどか☆マギカ」、「PSYCHO-PASS -サイコパス- 」の中盤以降に匹敵しているといってもいい。

これはロボットアニメ好きとしての部分が興味を倍化させているかもしれませんが、やっぱり虚淵脚本という共通項を認めざるをえないんだよなぁ。

べつに虚淵信者でもないんだけど。




A/Z(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)


地球に大使として訪れた火星の姫様がテロの襲撃を受け、これを理由に火星人が地球に効果作戦を開始。
主人公が暮らす日本にもクルーテオ揚陸城が進行を開始します。



第2話で一番強く感じたのは「絶望感」。
圧倒的な戦力を誇るヴァースのカタフラクトたち。

地球のパイロットではないけど、「勝てるわけね~www」というカンジ、そりゃ「F○CK 火星人」とも言いたくなります。


この絶望感を煽り、大人(軍人)が全く役に立たず、主人公たち少年少女が知恵を絞って敵から逃げるというのは、ガンダムF91にそっくりな構図。

しかし、シャアの反乱以降、平和ボケしていたF91の世界(U.C.においてはユニコーンの話なんてそれ以下の小競り合いなのだ)と違い、15年の間、それなりに準備してきたはずなのに、全く歯が立たないという、想定の甘さが露呈する展開の方が救い甲斐がないですね。


この「想定の甘さが露呈」というのは、東日本大震災における、人災と呼ばれている一連の事故への皮肉も込められているのかもしれません。

やはり虚淵さんは、いい意味で絶望させるのが上手。
それをああいう映像にできるあおき監督もすごい。




さて、もう少し掘り下げてみましょう。


主人公がこの状況下で異常なまでに冷静なのは不自然な感じもありますが、予想通り火星の姫様とも合流。
暗殺テロを予想していたわけではなかったものの、この状況下でよく逃げられたとおもいますが、それはいいでしょう。

伊奈帆とアセイラム姫との出会いのシーンは、カメラワークも良く、姫の表情をあえて映さないことで、1話ではお花畑的思考の持ち主かと思っていた姫様の王族としての気品と責任感を感じられました。

テロ自体も、やはり火星サイドの自作自演で、地球侵攻の理由をでっち上げるために王室の人間を暗殺しようとは、ヴァースというのはホント非道な連中。

その非道さは、テロの実行犯を後々邪魔にならないように抹殺し、生き残った少女をカタフラクトで追い回す姿からも、嫌っていうほど感じられます。



合流した姫様は、状況の収束のために大使館に駆け込もうと思っているわけですが、戦争状態になってしまえば大使館の意味合いなどないでしょうね。

それどころか、アセイラム姫生存の情報が火星騎士たちの耳に入れば、たとえテロの自作自演がバレないにしても、生きていられると都合が悪いわけですから殺しに掛かるでしょう。


姫様もあの様子からするとバカではないので、自分の命が地球侵攻の口実に使われたことなんかもわかっているはず。
しかし、何とか戦争を止めさせるためには、ヴァースに渡りを付けなければならない。

そうなると、この状況下で姫様が当てにできそうなのは、スレインということになるのかな?


いや、姫様は地球に降下してきた火星騎士ではなく、火星本国に連絡を取りたいわけだから、その方法を模索しているうちに火星騎士に生存が知れてしまい、命を狙われるハメに。

それをスレインは火星陣営側から阻止しようとするか、彼を快く思わない者たちから姫抹殺の命を下されちゃうのかもしれない。


この場合、「地球出身のスレインがヴァースの地球侵攻に怒り、せっかく生存が確認されたアセイラム姫を暗殺してしまった」ということにすれば、責任をスレインに擦り付けられるし、例えスレインが裏切ったとしても「姫が人質に」とかいって彼共々姫を事故として消す口実は作れるからね。

火星側を極悪非道に描くことによって、勧善懲悪の王道展開に持っていこうということだとするなら、今回の実行犯の処分のように、そういうことは平気でやってきそうです。




さて、第3話では、いよいよ主人公がカタフラクトに搭乗し、あの謎のバリアーを持つ火星のカタクラフトと戦うことになりますね。

どう考えても圧倒的な戦力差があるのですが、あのバリアも無制限に出来るわけではなさそうなので、そのあたりが逆転の鍵になりそうです。
肩アーマーにIフィールドみたいな、わかり易いレンズ上のパーツあったしね。


しかしあのバリアは、物質を消滅させているのか、別の場所に転移させている(つまりスゴイ受け流し)なのかが謎。
反物質による対消滅だとするなら、むしろエネルギー切れにならないので、物質転移の方が可能性高いかな。

バリアに触れると粒子状に分解されていたけど、物質転移の場合でも、分解・再構成をするとも限らないので、転移した先では陽子・電子・中性子レベルで粉々なんだろうけど。


そんな、地球上の兵器では考えられない、トンデモ兵器を相手に、冷静沈着な伊奈帆はどんな作戦を立てるのかが見物です。
主人公・伊奈帆の冷静さの秘密も少し垣間見れるといいですね。



伊奈帆は何かしらの秘密も持っていそうだし、彼がパイロットとして戦っていこうにも、ずっと練習機に乗っているわけにもいかない。
主人公にふさわしい、それなりのカタフラクトに乗っていただかないといけません。

アセイラム姫と合流したことで、伊奈帆は古代火星文明の超兵器を任される可能性もあります。
その場合、伊奈帆が実は古代火星文明の関係者だとか、そういったビックリ設定があるはず。


設定上、古代火星文明は遺跡・遺物が発見されたに過ぎないので、そう簡単に「古代火星人生き残りです」は難しい。
ここで上手く使えそうなのがハイパーゲート。

古代火星人が消滅したのは、ハイパーゲートを通って別宇宙にいっただけで、伊奈帆は15年前のハイパーゲートの暴走時に迷い込んだ異次元人=真・火星人だったりして。


その真・火星人である伊奈帆は、当然古代火星文明に残された、生体キー的なもので作動する兵器とマッチングが出来るはずなのだが、その伝説のカタクラフトは火星に封印されているし、その伝説の力を手中に収めようとする火星騎士陣営からも身柄を拘束されそうになる____。


みたいな展開も考えられますが、この場合、伊奈帆が伝説のカタクラフトに乗るのは最終回になりそうだなぁ。




まだ情報が少ないので、妄想シナリオは中途半端ですが、こういった楽しみが出来そうな作品です。










スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
test

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。