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残響のテロル 2話 感想 【早く出てこいよ】 [感想・レビュー]

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残響のテロルの第2話「CALL&RESPONSE」の感想です。


第2話で2つ目の爆弾テロ。
展開が速くていいですね。

さすが全11話で、1話あたりの尺も短い「ノイタミナ枠」だけはあります。
他のアニメもこのくらいの尺にしちゃえばいいんだよ。ダラダラしているから。


さて、今回の話で一番面白いのは、スピンクスの犯行予告動画に対しての推理合戦ですよね。

ギリシャ神話のオイディプス王とスフィンクスの話は超有名な話なので、オイディプス王の生い立ちを知らなくても、スフィンクスの謎賭けは、多分誰でも知っているといってもいい。

その神話の異説をさりげなくトリックに使ってくるあたりに、ナインたちの知識力・計画力・実行力の高さを感じます。


この異論のほうは、一昔前はあまり知られていなかったのですが、2002年に野村萬斎主演の舞台『オイディプス王』がこの解釈だったので、ちょっと話題になったことがありましたね。
個人的にはこちらの異論の方がさらに悲劇的で好きなんですけど。

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テロは許されるものではないという前提は当たり前ですが、テロ自体が政治的な目的を達成するための計画的な暴力である以上、その目的や計画の部分にドラマ性が発生し、そこの少ながらず人が引かれるのは仕方がない。

それをドラマとしてエンターテイメントアニメに仕立てたとしても、別にテロを美化するものではなく、我々は国家というものをもう一度意識したり、国家安全に関しての最悪のロールプレイングとしての機能を果たしてくれるものだと期待します。

結局、テロであろうとクーデターであろうとアウトプットに問題が生じているわけで、そこで扱われている国家のあるべき姿に対しての議論はする必要は常にあるわけですからねぇ。



残響のテロルは、こういったデリケートな問題にダイレクトに切り込んできたということと、それをSFでやっていないところが挑戦的。

パトレイバーにしてもサイコパスにしても、最後はSFだからで逃げられてしまうし、それがSFのいいところでもあるのだけど、これを現代ドラマ的に扱うというのは画期的。

唯一の救いというか逃げ道は、アニメであるってことだよね。


ただ、最近は広告がやたらとアニメになってるじゃないですか? 
これってアニメには訴求力があるという証明だと思うのですが、そこを理由に攻めてくるバカがいるんじゃないかと。
めざましテレビの特集の反応とかどうだったんだろ?




さてさて、今回で気になったのは、ナインの最後の「早く出てこいよ」というセリフ。
これは誰に対して言っているのかな?

おそらく、まだ登場していない「ハイヴ」に向けてだと思うし、名前が数字である以上、彼女も施設出身だよね?
そもそも、ナインとツエルブが逃げ出した施設というものがどういうものかわからないし、多分そこは遺伝子操作的なSF要素が入ってくるとは思うんですけど、如何せん現段階では謎だらけ。

もしくは左遷されて昼行灯になってしまっている切れ者、柴崎のことなのかなぁ?
今のところ、ナインたちと推理という会話をまともにできるのは、彼しかいないしね。


予告を公式サイトで見ると、来週は「捜査に参加した柴崎の推理は、爆破テロを阻止できるか!?」っていう話らしい。
展開速くていいわ、ホント。

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