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アルドノア・ゼロ 4話 感想 【ですよね~】 [感想・レビュー]

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アルドノア・ゼロ-の第4話「追撃の騎士 -Point of No Return-」の感想です。



脚本が高山さんの回らしいと聞いていたので、どんな感じになるかと興味心身だったんだけど、シリーズ構成としての虚淵さんの色も出つつ、高山カツヒコさんらしいテンポのいい掛け合いが気持ちよく、ギャグもチョイチョイ入ってきて、それがキャラクターの厚みを増すことに一役買っていたり、火星騎士との戦闘が出現した時の緊張感とのギャップになっていて良かったですね。

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3話までのテンポが素晴らしかったので、脚本家がリレーした時の停滞が心配されていたのですが、それは余計な心配だったようです。




今回観ていて、ふと思ったのですが、伊奈帆は主人公としてはかなり完璧で、正直あまり共感できるタイプのキャラではないと思うんですね。

それなのに私達は伊奈帆の一挙手一投足を息を潜めてみてしまう。
これは何なのかなぁ? と思ってしまうのです。

アセイラムにしてもスレインにしても、不遇な状況に置かれ、それでも毅然とした態度でいようとする姿に強さみたいなものを感じ、その心中も察することができるわけですが、伊奈帆の場合はそれがわかりにくく、むしろ冷静すぎるのが不気味なくらい。

クールとかニヒルとか、そういうキャラクターでもなく、素直で思いやりのあるいい子だっていうのは間違いない。
かといってグイグイ前に出てくる、目立ちたがり屋のわかり易い熱血漢でもない。

結果的に注目はされているんだけど、それに増長もしていないし、怒りも、恐怖感も持っているんだよね。
ただひたすらに冷静。

でも、印象が薄いわけではなく、しっかり物語りは牽引しているでしょ?
う~ん、こういう主人公って珍しい。



あまりにも我々の理解を超えたタイプなものだから、ある種の見世物的な興味で伊奈帆を観ているのかもしれないなぁ。
だから、この感情は共感ではなく、期待なんだろうね。

無理やりに近いものを探すとすれば、時代劇のヒーローに近いのかも。
今日はどうやって悪い奴らを倒してくれるのかな?みたいな。

我々が時代劇で共感するのはゲストキャラの平民だったり、浪人だったりするわけで、黄門様や金さんは何があってもアタフタしないし、冷静に対処するし、我々も彼らには感情移入しないからね。

もしかすると伊奈帆は、そういう時代劇型ヒーローキャラなのかもしれない。




さて、そういう伊奈帆の冷静沈着な分析により、今回も火星騎士を一旦退けるわけですが、ここの分析で急に現実的な用語が出てきましたね。

あまりにもサラッと出てきてしまったので、自分のためにも簡単に用語解説。


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○HE弾とAP弾の違い

HE(High Explosive)弾=榴弾(りゅうだん)
砲弾の一種で、広義には弾の内部に火薬が詰められた砲弾を指す。
21世紀現在は、狭義の「榴弾」と呼ばれる物の他に、成形炸薬弾である
対戦車榴弾や粘着榴弾など、多様な種類が存在する。

AP(Armor Piercing shot and shell)弾=徹甲弾(てっこうだん)
砲弾の一種で、装甲に穴をあけるために設計された砲弾である。
主として航空機関砲や艦砲・戦車砲で用いられる。弾体の硬度と質量を大きくして
装甲を貫くタイプ(AP, APHE)と、逆に弾体を軽くして速度を高めて運動エネルギー
で貫くタイプ(HVAP, APDS, APFSDS)が存在する。

(Yahoo!知恵袋より抜粋)



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○ライデンフロスト現象とは

液体をその沸点よりはるかに熱く熱した金属板などの高温固体に滴らすと、蒸発気体の層が液体の下に生じて熱伝導を阻害するために、液体が瞬時に蒸発してしまうのを妨げる現象。

熱したフライパンに水滴を落とした時に観察できる。

フライパンの温度が摂氏100度近くか又はそれ以上になった時、その表面に水滴が垂らされると、水滴がフライパンに接する部分が気化・蒸発して薄い蒸気の膜を作り、水がそれ以上フライパンと直接接することを阻むことになる。
この蒸気は水滴がフライパンに接触する度に瞬間的に水滴とフライパンとの間で生じ、また、水蒸気の対流によって加熱された水滴の下部から常に新たな水蒸気が補給されるために、フライパンと水滴との接触はほとんど起こらなくなる。
両者の接触が無いために熱の伝達が非常に遅くなり、水滴の蒸発に時間がかかる。

また、この水蒸気の膜の上に浮いている水滴はフライパンとの摩擦が小さくなるため、容易に横滑りするようになる。

(Wikipediaより抜粋)




これらは現用の武器用語と、現実の現象なので、べつにSF用語というわけでもないのですが、こういったディテールをしっかりとしておくと、さもちゃんとしているように見えるといういいお見本ですね。

実際、カタフラクト・アルギュレのビームサーベル(?)の刀身の温度が何度に達しているかはわかりませんし、温度が十分であったとしてああなるかどうかは謎ですが、そういう部分を見抜く伊奈帆の観察力・分析力が話の肝なので、現実的じゃないとかそういうこっちゃないでですからね。


そんな超冷静な伊奈帆が、戦闘後に自分の行動をらしくないと言っているけど、自分の感情には鈍感なのかもね。

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