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PSYCHO-PASS サイコパス2 第3話 感想【雑賀先生登場!】 [PSYCHO-PASS サイコパス]

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PSYCHO-PASS サイコパス2 第3話 の感想です。


いきなりショッキングなシーンで始まった第3話。
酒々井の右眼が外科手術によって取り出されているようですが、どうやら鹿矛囲は彼女の眼がどうしても必要だったらしい。

その必要性とは何なのか?
ドミネーターが網膜認証のみということはないだろうから、ドミネーターを奪うために眼を奪ったとは考え難い。

眼__。見る、色、WC? 
この連想からすると、鹿矛囲は奪った眼を利用して、何かを見ようとしているのだと思うが、それが彼自身の色なのかは定かではない。

OPにも酒々井と同じように右眼に包帯を当てた朱ちゃんが出ていることから、この行為は重要な意味を持つと思われる。



今回の3話はイロイロと伏線を張っているので、まだ気になることが。


一つは、再登場した雑賀先生。

「1」最終話のエンディングロールで公安局長・禾生壌宗 と向き合っていた雑賀先生。
この意味するところについては「シビュラ側の人間?」とか「取引をしている?」などといった憶測をしてきましたが、どうやら単純に自ら投降したということみたいですね。

すみません、雑賀先生。私は貴方を疑っておりました。お詫び申し上げます。

pp2_03-1.jpg

雑賀先生は過去に、監視官にプロファイリングを講義するために公安に出入りしていた経緯があるので、公安局の長である禾生壌宗との面識はあったはず。ただ、犯人逃亡幇助を認め、投降する先として教え子でもある監視官の朱ちゃんではなく、局長を選んでいるあたりに、それなりの計算があったのではないかと思われる。

拘束された折、雑賀先生の犯罪係数がどの程度まで跳ね上がっていたのかは分らないが、少なくとも現在隔離施設に入っていることからも、彼が潜在犯として扱われているのは事実。

しかし、小説版で狡噛が雑賀先生に残した「公安から取引があったら応じてください」という要望が実行に移されていないところを見ると、まだ取引がないのかもしれない。


あぁ、そうか、その取引が「常守朱が雑賀先生を公安にスカウトする」ということなのか。雑賀先生なら分析官としての適正も高いだろうし、朱ちゃんが要望しているのだから、シビュラ自体もそれを容認する可能性は十分高い。

狡噛の要望の意味が「常守を助けてやってください」であったとするならば、雑賀先生はこれを受け入れるはずだ。
また、その朱の言動から「常守朱はこの社会の真実に一番近いところに居る」ことを雑賀先生は見抜いてしまうだろうから、そこに生じる好奇心も抑えられない気がする。

よし、これで雑賀先生が公安メンバーに参加する条件は整った!



次に気になったこと。
これは脚本の荒さになるんだけど、「常守朱は何時、禾生壌宗がシビュラそのものだと知ったんだ?」

「1」でシビュラに真実を知らされた朱ちゃんであるが、そのとき接していたのはドミネーター越しのシビュラであって、禾生局長ではない。

我々は禾生局長がシビュラの擬体であり、シビュラの構成員が交代で任務についていることを知っているのだが、朱ちゃんは少なくとも「1」終了時点では知らなかったはず。

シビュラ本体は厚生省ノナタワー地下にあるので、厚生省自体がシビュラ直轄であることは容易に想像できるが、だからといって公安局長がシビュラの一員であるという推論に達するというのは単純すぎる。シビュラは犯罪者を裁くだけのシステムではないので、本来ならば厚生大臣がシビュラの一員だと疑うのが筋。

ということは、禾生壌宗は自らその正体を常守朱に晒したと考えるのが自然だ。
そしてその時、常守朱は「それでも守るべき社会」を改めて自答したはずなんだよね。

狡噛と槙島を追跡している際の「法が人を守るんじゃない人が法を守るんです。」という彼女の言葉。
彼女が守ろうとしている人が住む社会。彼女は法の番人としてではなく、人として社会を守ろうとしている。

しかし、その職務を遂行する上で、自分の直属の上司がシビュラそのものであると知った彼女は何を思ったのか?
それって「2」での朱ちゃんの監視官としてのあり方を描く上で重要なシーンになりえると思うのだけど。

pp2_03-2.jpg

少なくともここでは、霜月美佳が退席した後の会話の中で、禾生=シビュラが朱を皮肉的に褒めながら、「常守朱、君はそれでいい。でなければ我々が禾生壌宗としての姿を君に晒した意味がない。」といったような台詞を1つ挟んでくれれば、それだけで説明できるし、その後に朱ちゃんの「勝手に観察者を気取ればいいわ。」が続けば、彼女の意思もわかるじゃない?

雑賀先生のところでは説明台詞入れてくれたのに……。
もしかして、これ以後にそういった回想シーンが出てくるから、今回は台詞を切ったってこと?
ならいいんだけど。



そして、その禾生壌宗との会話に出てきた東金の設定。

彼が「観測史上最高値の犯罪係数をたたき出した人物」だとするなら、なぜ殺処分されていないんだ?
史上最高ということは、「1」での最高値だった王陵璃華子の犯罪係数472を凌駕していることになる。

もちろん、槙島を追い詰めている時の狡噛の犯罪係数を計っていたら王陵璃華子以上だったと思うし、仮にこの時の狡噛が500であったとしても、それ以上ということになる。

もちろんこれはドミネーターがリーサル・エリミネーターに変形してしまう規定値300を軽くオーバーしているのだから、東金は拘束ではなく即時殺処分の執行対象のはずなのだ。

なのに生かされている。しかもその計測記録は抹消済み。
そしてそれはシビュラの意思。

やっぱり東金は謎が多すぎるなぁ。




また、青柳さんもかなり気になるキャラクターになってきました。
宜野座との会話にかなりの尺を取っていたことからも、青柳さんの変化はこれからの物語での重要項目になるでしょうね。

彼女は、新編集版の追加シーンであったように、部下であり恋人であった逃亡執行官を「理性」によってドミネーターで撃った。
そして追い討ちをかけるように酒々井の行方不明。
彼女はそこで大きくバランスを崩してしまっている。

彼女のこれから進む道が「幸福」に向かっているのか? いや、彼女自身の幸せの形を見つけられるのかは、1つのドラマとして十分成立しそうだ。

当然そこには鹿矛囲に捕らわれている酒々井との今後の関係が大きく影響してくるのでしょうが、彼女自身が持っていたキャリアに対しての拘りや責務と感情のバランス取りは、あの世界に生きる一人の人間としての多くの人が抱えている問題なのかもしれない。

悪く捉えれば、このシーンは青柳さんの執行官落ち、もしくは死亡フラグとも取れないこともないが、そうは転がって欲しくない。



まぁ、宜野座のタンクトップにも驚かされましたけどね。やっぱり体鍛えてるんですね。犬もちゃんと連れてきてるし。




そして事件は新たな展開に__。
このあたりの切り返しはなかなか面白い。これは脚本ではなくプロットの妙でしょうけど。

どうやら我々が思っている以上に鹿矛囲に接触している人間は多いようです。

鹿矛囲の真の目的は、酒々井に言ったように人々を「シビュラから解放する」ことなのだろうか?

色相が濁らないことと、その人が本当の意味で善人かどうかはイコールではない。
それは槙島聖護を知っている我々からしてみれば明らかだ。

しかし、それと同じ状況を鹿矛囲が人々に与えることが、それを所与された人物が幸せであるかという問題も、これもイコールではない気がする。
シビュラに怯えなくていいことが幸せの条件だというのなら、最大多数の幸福を導く包括的生涯福祉支援システム・シビュラに生きる人々の皮肉でしかない。

確かに鹿矛囲が言うように限りなく透明な色相を持つ人間は何をもって「幸福」とするのか? どのように人生を彩るのか?

おや、また色の話になってしまった。
どうやら、このあたりに物語のヒントがある気がする。


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