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劇場版サイコパス 感想 2-2【時系列的には『劇場版』⇒『2』のほうが良かった?】 [PSYCHO-PASS サイコパス]

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劇場版PSYCHO-PASS サイコパス、鑑賞(2回目)の感想の続きです。

「作品内の時系列的には『劇場版』⇒『2』のほうが良かったんじゃない?」の三つの理由。
2回目の今回は、宜野座を取り上げたいと思います。


宜野座についてもキャラクター設定上、『劇場版』⇒『2』のほうがしっくり来る気がします。

『劇場版』の宜野座は「執行官になって大分変わったよ」というアイコンのために長髪になっているんだけど、デザイン面も『劇場版』のほうが先行していたそうなので、その意外性を保持するために『2』では変化量を小さくしていたんだろうと思われます。

でも、内面的には『2』のほうがよっぽど朱ちゃんに対しての気遣いが細やかで、「お母さん」みたいになっていましたよね。


これって、『劇場版』での朱ちゃんとの会話や、狡噛に対しての態度や彼との会話を見てしまうと、この後の宜野座の変化は『2』のアレになるよなぁって感じがしてしまう。

『1』のラストで宜野座は執行官になるわけだけど、その時の朱ちゃんとの会話の感じと『劇場版』での二人の会話の感じがあまりにも似ている。って、脚本が同じ虚淵&深見コンビだからだから当たり前なんだけど、その間に『2』のあの宜野座が挟まることに違和感もあるわけです。


『劇場版』で改めて思ったのは、宜野座って朱ちゃんに惚れてるよね?ってこと。
ジャスト恋心でないにしても、朱ちゃんを尊敬の対象として特別な感情は持っているように思う。

『1』で色相が濁ってきた時に、カウンセラーにも「彼女を見ていると希望が沸いてくる」なんて言ってたしね。
(その赤裸々発言の相手が、実は鹿矛囲だったという・・・・・・)

宜野座は執行官落ちしてしまったものの、それでもその程度で済んだのは、色相をクリアに保てる朱ちゃんの存在があってこそだと思うし、彼女にあって自分にないモノを考えた時に、宜野座は潜在犯としての社会的ポジションに納得できたんじゃないかな?

だからこそ彼は執行官として古巣に戻ってきたんだろうと思う。


そう仮定した時、朱ちゃんが狡噛に固執することにヤキモチというか憤りはあると思うんだ。
もちろん狡噛との男同士の友情も存在して感謝もしているんだけど、だからこそ狡噛を殴らずにはいられない。
「俺の大事な常守を悩ませやがって!」ってな感じでね。

あれが狡噛との友情だけの話なら、別に殴らなくてもいいもん。

宜野座は学生時代から主席の優等生である狡噛をリスペクトしていて、親友であるけども敵わない相手。
ましてや実父を殺した敵である槙島を狡噛が殺害してくれたのだから、逃亡したことに腹を立てているとは思えない。

もし男の友情として執行官という立場上、ギリギリの妥協点として殴って終わらせて見逃すなら「二度と俺の前に現れるな」って言うじゃない?
何で「俺達の前に」なの?ってことね。

そして、彼の中で狡噛への友人として・元同僚としての決着がついて、その上で朱ちゃんを見つめたとして、宜野座がグイグイ押していくタイプだとも思えない。
それ以前に潜在犯である執行官と監視官の恋なんて、シビュラのマッチングを受けるまでもなく不可能だと彼なら思ってしまうよね。
(実際には、青柳璃彩と神月凌吾のように恋愛関係にあった監視官と執行官がいたわけだから、シビュラによって否定されるということはない。)

そうなったら宜野座は職務上のバディに徹するよね。
「これが俺のナイトとしてのあり方だ」みたいな発想なんだけど、彼のことだから、行き過ぎて保護者みたいになってしまう気がする。

そして「オカン宜野座」爆誕!
このほうが自然な流れだと思う。


こうして出来上がった「オカン宜野座」は、朱ちゃんだけにその特性を発揮するわけでなく、彼のパーソナリティーに大きな変化をもたらす。

その結果、青柳との宜野座の自室での会話に繋がると考えると、あのある種の悟りを開いたかのような宜野座の態度は納得がいくわけです。

pp_movie_02-3.jpg

宜野座、狡噛、青柳は同期でもあるわけなんで、親友・狡噛のことについては心の整理がついていたほうが、青柳に対しての宜野座の思い入れの強さを感じさせることが出来るし、だからこそ任務とはいえ青柳を執行してしまった須郷に対しての憤りや、その反作用から来る復帰し、酒々井を救った須郷への信頼みたいなも強まるでしょ?

だから宜野座のキャラクター性についても、『劇場版』⇒『2』の時系列の方が良かったのかなと。



次回、「作品内の時系列的には『劇場版』⇒『2』のほうが良かったんじゃない?」の理由三つ目は、『1』&『劇場版』と『2』の作品のテーマの違いについてです。


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